ボルボS90 R-デザインD5 AWD

公開 : 2017.02.09 05:50  更新 : 2017.05.29 19:07

■どんな感じ?

われわれは、ワゴン版であるV90のR-デザインにも試乗しているが、車高を15mm下げたサスペンションでは、当然ながら標準仕様と同等の乗り心地を提供するというわけにはいかない。

もちろん、短く硬いスプリングとパッシブ式のシングルバルブ/モノチューブ・ダンパーに、それを期待するのは酷というものだろう。

一般道の不整路面では何かと突きあげがあるが、スムースな舗装では柔順でリラックスした乗り心地が味わえる。足まわりを硬めたことで、高い運動性能や引き締まったボディ・コントロール、シャープなコーナリングも実現した。

もし、オールマイティな快適性とスポーティな走りを両立したいなら、£1,500(21万円)を追加してリアをエア・サスペンションに交換するという手もある。車高は下がらなくなくなるが、乗り心地は、ボルボの購入者が期待するものにより近づくだろう。

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