ロータス・エヴォーラGT410スポーツ試乗 軽量化と空力向上 一般道でも満足の走り

公開 : 2018.04.11 11:10  更新 : 2018.04.11 11:50

走行性能に磨きをかけ、一層軽量で俊敏に仕上げられたエヴォーラGT410スポーツ。追加された「GT」の文字の通り、サーキットだけでなく一般道でも充分に楽しめるクルマなのかどうか、ロータス本社のテストコースも位置する英国北西部にて試乗しました。

もくじ

どんなクルマ?
軽量化に加え、一級品のパーツを満載

どんな感じ?
シャシー性能を引き出せる軽量な足回り
強力なグリップと魔法のようなサスペンション
長距離移動もいとわない仕上がり

「買い」か?
サーキットと一般道の二役をこなせる

スペック
ロータス・エヴォーラGT410スポーツのスペック

どんなクルマ?

軽量化に加え、一級品のパーツを満載

これまでのエヴォーラ410スポーツに変わって、よりレーシーに生まれ変わったエヴォーラGT410。GT430の流れを受ける形で、GTのアルファベットの追加とともに、軽量化を図りエアロパーツを装備することで、一層走行性能にフォーカスしたクルマになっている。

緩やかなカーブを描くルーフと、ルーバーが美しいワンピース構造のテールゲートはカーボンファイバー製。軽量化だけでなく、デザインが新しくなったフロントとリア周りのアピアランスを引き立てている。

410スポーツから28kgの減量を果たすためには、オーリンズ製となる、20段階式の2ウェイ車高調整式サスペンションとチタニウム製のエグゾーストをそれぞれ5500ポンド(83万円)で装備する必要がある。

と言っても、標準価格8万5900ポンド(1289万円)でクルマに付いてくる内容には、不満はなさそうだ。305km/hのスピード時に発生する最大96kgのダウンフォースと、アイバッハ製のスポーツスプリング、ビルシュタイン製のダンパー、GT430と同等のミシュラン・パイロットスポーツ・カップ2、APレーシング製の4ポッドキャリバー、さらにエヴォーラではおなじみの6速マニュアルの改良版が、主な内容となる。

ちなみに価格は410スポーツからは4000ポンド(60万円)以上の値上がりとなるが、最高速度に変更はない。

また、必要ない装備に思えるかもしれないが、2000ポンド(30万円)の追加費用で、トルクコンバーター式の6速ATを選択することも可能。その場合、0-100km/h加速はマニュアルよりも0.1秒早い3.9秒となる一方で、最高速度は275km/hと30m/h低くなる。それに車重は増加し、燃費も悪化してしまう。マニュアルに搭載されるトルセン・リミテッドスリップデフも備わらない。

今回のテスト車両は、マニュアルだった。

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