フェラーリは低調、ランボは健闘 ルマン・クラシック・オークション(2)

公開 : 2018.07.19 21:00  更新 : 2020.12.08 18:14

「フェラーリ・デイトナ・コンペティツィオーネGr.4」が、フランスのオークションに登場。ランボルギーニ・ミウラP400、カウンタックLP400ペリスコピオも出品されています。しかし、結果は明暗が分かれました。注目の4台をご紹介しましょう。

text: Kazuhide Ueno(上野和秀) photo: ARTCURIAL MOTORCAR

デイトナ・コンペティツィオーネGr.4 流札 写真30枚

既報のル・マン・クラシック・オークションで事前の目玉車となっていたのが、ル・マンゆかりのフェラーリ365GTB/4デイトナ・コンペティツィオーネ・グループ4だ。

1971年のル・マンにN.A.R.T.からエントリーされ総合5位、性能指数賞を勝ち取ったという素晴らしいヒストリーを備えていたが、8億4500万円と思われる最低落札額がイメージより高かったためか流れてしまった。

このほかミケロットが製作したフェラーリ308GTBグループBも、最低落札額が相場を大きく上回る1億円超と高価だったことから落札に至らなかった。

一方で久しぶりにオークションに姿を見せたランボルギーニ・ミウラP400は、シビアに選択される状況下にあって1億848万円で落札と健闘した。同様にカウンタックの最初期型であるLP400ペリスコピオも1億2707万円まで値を上げている。

しかし数多く用意されたモダン・ランボは全滅だったことからも、昨今のオークションでは本当に価値のあるものだけが選ばれていることが分かる。

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