新型プジョー208日本発表 EV版「e208」も 内装/後席/荷室を撮影 2020年発売へ

公開 : 2019.10.19 15:10  更新 : 2021.10.11 09:25

新型プジョー208が早くも日本で公開。注目のフルEV版となるe208も持ち込まれ、日本導入を発表。発売は2020年第3四半期の予定です。

新型208 サイズは?

text&photo: Kazuhide Ueno(上野和秀)

プジョーの「プジョー208」がフルモデルチェンジされ、東京都内で開かれている「プジョーショー2019 -アンボーリング・ザ・フューチャー」で日本公開された。

3月のジュネーブ・ショーでワールド・ローンチされた新型208は、プジョーの新デザイン言語とコンパクト車用の新型プラットフォームを採用。「退屈な未来はいらない」をテーマに人の心を揺さぶり、暮らしに喜びをもたらすクルマを目指して創られた。

新型プジョー208 GTライン
新型プジョー208 GTライン

最近はモデルチェンジのたびに大きくなることが世界的に多いが、Bセグメントを担当する新型208では、全長は従来型に対しプラス80mmの4055mm、全幅はプラス5mmの1745mm、全高は40mm低い1430mmとなった。

一番気になる車幅がほとんど変わらないのは、コンパクト・モデルだけに何よりのセールス・ポイントになろう。

外観/安全装備

エクステリア・デザインは、3008や508に始まった新たなモチーフを受け継ぐ。ボディサイドを引き締めた凝縮感のあるスポーティな仕上がりが特徴だ。

新たなプジョーのデザイン・トレンドといえるヘッドランプ下に配された縦型のデイライトランプにも注目。テールランプは508から採用された「ライオンの3本の爪痕」モチーフも受け継がれた。

新型プジョー208 GTライン
新型プジョー208 GTライン

今や欠かせぬ装備となった安全運転支援システムは、アクティブ・セーフティ・ブレーキ(夜間、自転車対応)、アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付き)、レーン・ポジショニング・アシスト、アクティブ・ブラインド・スポットモニターが付く。

1.2Lターボ搭載 130ps

会場に展示されたのは2車種。黄色が、ガソリン車の208 1.2ピュアテックGTライン。赤が、フルEVのe208アリュールだ。

ガソリン車のパワーユニットは、130psを発揮するピュアテック3気筒1.2Lターボと8速オートマティックの組み合わせ。前輪を駆動する。

新型プジョー208 GTラインのトランク
新型プジョー208 GTラインのトランク

プラットフォームはPSAでB-Cセグメントの全パワートレインに対応するCMP(コモン・モジュラー・プラットフォーム)を採用し、30kgの軽量化と、床下面のフラット化により空気抵抗の低減と静粛性を高めている。

内装は?

インテリアはプジョーのこだわりといえる小径ステアリングホイールの上にメーターが位置するiコクピットを採用。

メーター・クラスターには立体的なデザインの3Dインストルメント・パネルが備わり、ダッシュ中央に備わる10インチのタッチスクリーン式インフォテインメント・システムは様々な情報や空調などを表示できる。

新型プジョー208 GTラインの内装
新型プジョー208 GTラインの内装

記事に関わった人々

  • 上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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