【ついにスタイルが明らかに】日産新型「フェアレディZ」 9月16日にプロトタイプ公開

公開 : 2020.09.02 05:50

日産はSNSで、新型スポーツカー「フェアレディZ」のプロトタイプを9月16日に公開すると発表しました。お披露目はオンラインで配信予定。憶測が飛び交っていたスタイリングもついに明らかになるでしょう。

9月16日に試作モデル公開

text:Felix Page(フェリックス・ペイジ)
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)

日産は今月下旬、待望の「Z」後継モデルとなる新型「フェアレディZ」のプロトタイプを公開する。

日産は1日にツイッターで、9月16日に「フェアレディZプロトタイプ」をオンライン公開すると発表した。AUTOCARは、市販モデルが「400Z」として販売されることになると考えている。

次期「Z」予想図
次期「Z」予想図    AUTOCAR

1969年のダットサン240Zの発売から始まったZシリーズの系譜に、最新モデルが加わることになる。ツイッターの投稿では「50年にわたる情熱と歴史に最新の技術を融合した新世代のスポーツカー」と記されている。

この投稿には、Zシリーズの50年の歴史を紹介する短い動画も掲載されており、最後は新型車のティザーシルエットで締めくくられている。この動画は、新型Zのスタイリングを示す最新のヒントだ。この動画では、現行の370Zから進化したデザインとなっている可能性が示されている。

現在の日産は「Nissan Next」の旗印の下、広範囲にわたるコスト削減戦略に乗り出している。スペインのバルセロナにある商用車工場を閉鎖するほか、今後3年間で生産能力を20%削減し、老朽化した商品ポートフォリオを合理化する。

370Zは現在のラインナップの中で最も古いモデルであり、発売は2008年に遡る。

同社の商品企画責任者であるイヴァン・エスピノーサは、昨年の東京モーターショーでAUTOCARに対し、スポーツカーはフラッグシップモデルのGT-Rとともに「日産の心臓部」であり、後継車については「積極的に検討し、取り組んでいる」と語っていた。

日産の歴史と美学を織り込む

これまでに入手した情報によると、新型Zは「400Z」と呼ばれ、現行モデルよりもパワーのある3.0L V6ツインターボエンジンを搭載するという。

販売台数が比較的少ないことから、専用のプラットフォームを採用する可能性は低く、兄弟ブランドであるインフィニティのQ50とQ60の後輪駆動プラットフォームを使用すると思われる。

現行「フェアレディZ(370Z)」
現行「フェアレディZ(370Z)」

日産は最近、「Z」のロゴデザインを変更したものを商標出願しており、新しいスポーツカーが登場するのではないかとの憶測を呼んでいた。

ロゴのレトロなデザインは、日産の歴史的なスポーツカーからインスピレーションを得ていることを示唆している。「240Z」のようなシャープなフロントエンドや、「300ZX」にインスパイアされた特徴的なブレーキランプなどが採用される可能性がある

インテリアについても、ライバル車に比べて時代遅れと指摘されることが多い現行370Zを大幅に刷新するはずだ。全体的にプレミアムな素材に焦点を当て、車載システムもコネクティング機能を備えた最新のものに置き換えられるだろう。

400Zの市販モデルの発表は、今後1か月以内になると予想されている。

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