【間に合わない?】WLTP新基準、メーカーは「苦戦」 燃費等の数値公表

公開 : 2020.09.15 11:00  更新 : 2020.09.15 11:00

オプションが減る可能性も

オプション装備が摩擦係数や重量、ひいては燃費に与える影響はすでに明らかになっている。現在、英国やヨーロッパ本土のディーラーではWLTPベースの価格表やパンフレットが使用されているが、来年1月まで義務付けられていない。

例えば、19インチのホイールから20インチに変更すると、CO2排出量が5g/km加算される。逆に21インチに変更した場合は、転がり抵抗の低いタイヤが指定されているためか、1g/kmしか加算されない。

タイヤやホイールは特に大きな影響を与えやすい。
タイヤやホイールは特に大きな影響を与えやすい。

「これにはトレンドや経験則はありません」とペジスは言う。

CO2排出量を2g/km追加するオプションとして知られているのは、トウバーとパノラミックルーフである。サンルーフでも1g/km追加される。

AUTOCARが話を聞いた自動車メーカーの情報筋は、「買い手がほとんどいない」と判断された場合、CO2排出量の多いオプションはヨーロッパ市場には導入されないと指摘した。

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