【価格/スペック/内装は?】マクラーレン新型車、765LT 最高速度330km/h ローングテールを名乗る限定モデル

公開 : 2020.11.06 05:50

マクラーレン765LT 内装

インテリアも軽量化を徹底的に追求しており、全体にカーボンファイバーを使用している。

標準装備となるカーボンファイバー製のシェル型レーシングシートは、720Sのスポーツシートより合計で18kgも軽い。

マクラーレン765LTの内装
マクラーレン765LTの内装

ウインドウスイッチの周辺、ステアリングホイールの金具、およびアクティブ・ダイナミクスパネルにもカーボンファイバーは使用され、あらゆるアイテムで重量削減が図られている。

コクピット内にはカーボンファイバーだけでなく、軽量のアルカンターラ(人工スエード)のトリムを多く使用。フロアにはカーペットは敷かれていない。

ヒンジ式のドアポケットは収納ネットに変更され、ステアリングホイールはチルト&テレスコピック機能付きだが、その調整は手動になっている。

エアコンとオーディオシステムも軽量化のため標準では装着されていない。ただし、これらは追加費用なしのオプションとして注文することができる。

また、アルティメット・シリーズのマクラーレン・セナのために開発されたカーボンファイバー製の超軽量レーシングシートもオプション設定されている。イノベーティブなダブルスキン・シェル技術で作られた、このシートのシェルはわずか3.35kgの重量しかない。

マクラーレン765LT パワートレイン

コクピットの後ろにミドシップ搭載されるパワーユニットは、720Sと同じM840T型と呼ばれる4.0L(3994cc)のV型8気筒 DOHCツインターボ。

専用の鍛造アルミニウム製ピストン、マクラーレン・セナで使用された3層構造のヘッドガスケット、バルブトレインの超効率的なカーボンコートなどにより、最高出力は765ps/7500rpm、最大トルクは81.6kg-m/5500rpmと、720Sよりパワースペックは45psと約3kg-mも引き上げられている。

停止状態から100km/hまでは、2.8秒で到達する。
停止状態から100km/hまでは、2.8秒で到達する。

トランスミッションは、7速DCTのSSG(シームレス・シフト・ギアボックス)と形式は変わらない。

それでも、スロットルのインプットにほぼ即座に反応するよう改良され、インギア加速は、クラスのベンチマークであり、驚異的な加速を誇る720Sより最大で15%も早くなっている。

公表されている最高速度は330km/h、0-100km/h加速は2.8秒、0-200km/h加速は7.0秒、0-300km/h加速は18.0秒。また、0-400m加速は9.9秒と、圧倒的な速さを誇る。

4つのエグジットを持つエグゾースト・システムにはフルチタニウムを採用し、パイプの直径や角度、位置関係などを調整し、エンジンの回転数が上がると、よりシャープで高音の魅力的なサウンドの「LTサウンド」が生み出される。

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