【好感の塊】新型ランドローバー・ディフェンダー再考 思ったより「高級」ではなく「気さく」 ディーゼル本命か

公開 : 2021.01.06 17:45  更新 : 2021.10.11 13:37

ディーゼルが本命? MY21が気になる!

今回の試乗会で渡された資料には、ディフェンダーの2021年モデルの受注が開始されたとあった。

しかも3L直6インジニウム・ディーゼル(MHEV)を搭載したモデルが追加されるという。つまりガソリンの4発か、ディーゼルの6発が選べるようになる。

ランドローバー・ディフェンダー110 SEのエンジン
ランドローバー・ディフェンダー110 SEのエンジン    佐藤正勝

誤植? 4と6が逆じゃない? と思った方がいるかもしれないが、これで正しいのだ。

ちなみにディフェンダー110X D300、110XダイナミックD300に搭載されるMHEVのディーゼル6気筒は最高出力が300ps、最大トルクが66.3kg-mとなっている。

つまりAUTOCARが9月15日にアップしているプラグインハイブリッドのディフェンダーP400(4気筒+モーターで403ps)とは別物。ディーゼルの最上位モデルが導入されるのだ。

庶民派としてはディフェンダーの気さくさに魅力を感じているので、4気筒ディーゼルの導入を期待したいところだが、その予定はないらしい。

MY21のディフェンダーはラインナップ全てで価格が上がっており、ベーシックな90も499万円から529万円になってしまった。ちなみに最上級の110X D300はなんと1124万円!

同じディフェンダーでも庶民派とはいえないのかも?

ともあれ110の4気筒ガソリンと6気筒ディーゼルの価格差はベーシックモデルで135万円なので、ディフェンダー110の購入を考えている人はディーゼルの評価を待ってみる必要があると思う。

ランドローバー・ディフェンダー110 SE

価格:732万円
全長:4945mm
全幅:1995mm
全高:1970mm
最高速度:-
0-100km/h加速:-
燃費:8.3km/L(WLTCモード)
CO2排出量: 128g/km
車両重量:2240kg
パワートレイン:直列4気筒1995ccターボ
最高出力:300ps/5500rpm
最大トルク:66.3kg-m/2000rpm
ギアボックス:8速オートマティック
駆動方式:4WD

記事に関わった人々

  • 佐藤正勝

    Masakatsu Sato

    1964年生まれ。1984年東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業後、八重洲PRセンターに入社。86年にF1/ルマン24時間を撮影後何かのスイッチが入ったらしく退社。フリーとなり国内外のレースを撮影。91年に撮影したDTMで、また何かのスイッチが入ったらしくどっぷりドイツ漬けに。現在は撮影のみならず、CS放送でのレース解説や雑誌への執筆も。
  • 吉田拓生

    Takuo Yoshida

    1972年生まれ。編集部員を経てモータリングライターとして独立。新旧あらゆるクルマの評価が得意。MGBとMGミジェット(レーシング)が趣味車。BMW 318iコンパクト(E46)/メルセデスBクラスがアシグルマ。森に棲み、畑を耕し蜜蜂の世話をし、薪を割るカントリーライフの実践者でもあるため、農道のポルシェ(スバル・サンバー・トラック)を溺愛。

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