ベントレー・コンチネンタルGTスピード&GTCスピード 飯田裕子が比較試乗

公開 : 2022.07.21 20:25

欲望満たす多芸多才なパートナー

クルージングとコーナリングドライブでリフレッシュしつつ向かった強羅「佳ら久」は施設の環境やインテリアの質にこだわり、食材にこだわり、全客室のテラスに露天風呂を備えるエクスクルーシブな温泉宿だ。

距離感も絶妙なサービスとホスピタリティのおかげで滞在中のどの瞬間を切り取ってもゆったりとリラックスできた。

クルージングとコーナリングドライブでリフレッシュしつつ強羅「佳ら久」へ到着
クルージングとコーナリングドライブでリフレッシュしつつ強羅「佳ら久」へ到着    ベントレー・モーターズ・ジャパン

そんな滞在もどれか一部が欠けてしまえばリラックスはもちろん、豊かさに満ちた時間とはならないところは、ベントレーのクルマづくりに通づる。

とりわけ開放感たっぷりなプライベート露天温泉の爽快感や癒やしに「あ~ビバ、ビバ」。高台のお宿、テラスからは相模湾まで見渡せる眺望は特筆ものだ。

今、世の中はウイルスや戦争など身体や心に重苦しい影響を与え、心身ともに窮屈さを覚えてはいないだろうか。

日々の暮らしにささやかな変化をもたらすドライブタイムや特別な場所で過ごす時間の大切さや貴重さも2020年以前とは少し様子が違う。

これまで「性能」に目を向けたクルマ選びをしてきた方も、これまでとちょっと違った静的/動的性能がもたらす心身の健やかさや豊かさに注目したらカーライフそのものの価値観も変わるかもしれない。

多芸多才なコンチネンタルGTスピード/GTCスピードは日常から非日常まで欲張りな欲望を満たし、癒やしてくれるパートナーになってくれるだろう。

果たして、都内に戻りGTスピードとのドライブタイムも「あっという間」で名残惜しかったことは言うまでもない……。

記事に関わった人々

  • 執筆

    飯田裕子

    Yuko Iida

    免許を取るまではクルマにまったく興味がなかった女子だったが、山に囲まれた実家の近くは折しも峠ブーム。ドライビングやスポーツカーへの興味を抱くようになる。自動車メーカーでOLをしながら弟(飯田章)とレース活動をスタート。退職後「クルマ×人(中心)×生活」をテーマとするジャーナリストに。現在の愛車はポルシェボクスター(981)

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