徹底解説

2016.07.14

ルノー・トゥインゴ

ビジネスの観点で成功した世界初のハッチバックともいわれるルノー4(=キャトル)の生産が終わったのはバブル期が終焉を迎えた1992年。

キャトルとすり替わるように93年から初代ルノー・トゥインゴが産声をあげた。2007年まで販売がつづいたと聞けば、つい最近のことのように思えるが、生産終了から既に10年近く経っている。

いや、つい最近のことのように感じるのは、初代のデザインの新鮮味が、今でも損なわれていないからという理由もあるかもしれない。

ルノーが顧客向けに配布したカタログ(英語版)には初代トゥインゴのことを名指しにして、“Back to the roots(=ルーツに戻る)” と、書かれている。

初代ほどの存在感を放たなかった2代目ではなく、敢えて初代を意識した最新トゥインゴには、一体どのようなトリックが隠されるのだろう。新型トゥインゴが日本にて公開された今、AUTOCARの視点を通して、まずはエクステリアから観察し、学んでいこうではないか。

エクステリア




ホイールベース2492mm、全長3620mm、全高1545mm、全幅1650mmという小さなキャンバスの上に、ルノーは “ルノー・ファミリーとしてのDNA” を注いだとカスタマーに説明している。

テールゲート上端から視線をおろしていくと、テールライトの部分で左右に広がるラインは、たしかに5(=サンク)を思い起こさせるし、愛くるしいライト類は初代トゥインゴそのものだといえるかもしれない。

ともすればフィアット500程度のサイズだろうと思い込みがちだが、フィアット500のホイールベースは2300mm、全長が3570mm、全高は1515mm、全幅1625mm、であるから、トゥインゴの方がずいぶんと大きいといっていいだろう。

AUTOCARの熱心な読者ならば、スマートと兄弟関係にあることを既にご存知の方も多いだろうが(このことについては次ページで触れよう)、2ドアであるフォーツーのホイールベース長は1875mm、全長は2755mm、全高は1545mm、全幅は1665mmとなっている。

4ドアのスマート・フォーフォーのホイールベース長は2495mm、全長は3550mm、全高は1545mm、全幅は1665mmとなるから、トゥインゴはフォーフォーに近い。

日本導入予定の限定車は、1,990,000円のトゥインゴ ・パック・スポールと、1,690,000円の5S(サンクSと読む)の2種が既に決定済みであり、前者の外装色がブラン・クリスタルのみであるのに対し、後者はブルー・ドラジェ・メタリック、ルージュ・フラム・メタリック、ジョン・エクレール、ブラン・クリスタルの4色展開となる。

前者はエクステリアのデザインも変更を受けており、専用16インチ・アロイ・ホイール、専用サイド・ストライプ、専用フェンダー・モール、サイド・スカート、レッド・ドア・ミラー、レッド・フィニッシャー(フロントグリル・サイドモール)が基準車との識別点となる。

基準車には ‘インテンス’ というグレード名が与えられ、こちらにはキャンバス・トップ仕様(10万円高価)も用意されることが決定している。また、日本導入は未定とのことだがグッドウッドにてトゥインゴGTなるモデルも公開済み。まずは特徴的なシャシーから次ページで見ていこう。

 

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