新シリーズスタート! ホンダ・プレリュードと過ごした夏(1) ハイブリッドに新設定された『シビックRS』との違い【日本版編集長コラム #99】

公開 : 2026.09.13 12:05

AUTOCAR JAPAN編集長ヒライによる、『日本版編集長コラム』です。最近乗ったクルマの話、取材を通じて思ったことなどを、わりとストレートに語ります。第99回は『ホンダ・プレリュードと過ごした夏(1)』です。

一度じっくりと乗ってみたいと思った

この夏、昨年9月4日に発売されたスペシャリティスポーツカー、『ホンダプレリュード』と約1ヵ月を共に過ごすことになった。きっかけは、当コラム#53で記したように以前参加した試乗会で走りの楽しさに感動し、一度じっくりと乗ってみたいと思ったことだ。

静岡県東部在住の筆者は長距離ドライブをメインとしたテストを1週間単位で行うことが多いが、お盆を含む夏休み期間はどうしても都内との往復に余計な時間を要してしまう。そしてプレリュードに関しては後悔を残さぬよう、様々な場面でテストしたいという気持ちが強かった。

今回から『ホンダ・プレリュードと過ごした夏』がスタート。写真は『シビックe:HEV RS』の試乗会で撮影。
今回から『ホンダ・プレリュードと過ごした夏』がスタート。写真は『シビックe:HEV RS』の試乗会で撮影。    平井大介

そこで本田技研工業広報部のご厚意もあり、約1ヵ月に渡る当企画が実現した次第だ(この場をお借りして感謝申し上げます)。その結果、約1900kmを走行することになるのだが、本題を始める前に『ホンダ・シビック』の話をさせて頂きたい。

というのも当企画成立後に、6月4日に追加で発売された『シビックe:HEV RS』の試乗会へ参加することが決まり、その会場に比較用としてプレリュードが準備されていたからだ。時系列としてはこの取材が先となるため、順を追って筆を進めることにした。

元々スポーティな性格の走りをさらに磨く

さてシビックにおける『RS』は、2024年9月のマイナーチェンジで約50年ぶりに復活したスポーツグレードだ。1.5L直列4気筒のガソリンエンジンに6速MTを組み合わせ、元々スポーティな性格であるシビックの走りをさらに磨き、デビュー時から人気を博した。

e:HEV RSはその名のとおり、ハイブリッドのほうに追加されたRSモデルだ。まずはプロフィールを簡単におさらいしておきたい。

6月4日に追加で発売されたスポーツグレード、『シビックe:HEV RS』。
6月4日に追加で発売されたスポーツグレード、『シビックe:HEV RS』。    平井大介

エクステリアはブラックを多用したフィニッシュでコーディネートし、同じくブラックの18インチアルミホイールを装着。インテリアはレッドのステッチやピンストライプを組み合わせ、プレリュードと共通のDシェイプステアリングとメタル製パドルシフトも採用した。

サスペンションは専用セッティング。ハイブリッド車をベースにダンパー径アップ、バルブ最適化、スプリングおよびスタビライザー剛性アップが施された。これにより、ロール剛性が11%アップしたという。

また、前後のコンプライアンスブッシュを液封からソリッドラバーに変更。フロント剛性が45%、リア剛性に至っては62%もアップしている。

タイヤは新規開発したRS用のグッドイヤー・イーグルF1で、アシンメトリック2から同6へと進化。ドライのブレーキ性能が3.4%アップし、逆に転がり抵抗が20%、ロードノイズが8.8%低減している。これは、来年から始まる新たな騒音規制に対応する意図もあるそうだ。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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