社会人1年目、ポルシェを買う。

2017.01.28

第44話:社会人1年目、ポルシェ・センターの門をたたく。

ポルシェ・センターに行くのに、ふたつの理由があった。

ひとつ。オイル交換である。

そして、もうひとつ。
ポルシェ356クラブのイベントに参加したときに、
とても有名なエスエスというお店の藤沼さんから
「シャカイチ号さぁ、なんか悪いもんツカんでっから
 いったんコンピューター繋いでもらいなよぉ」
と、耳打ちされたのである。

ポルシェ・センターに行きたくないのにも、
ふたつの理由があった。

ひとつ。なんとなく敷居が高そう。
特に僕の場合、シャカイチ号を
ポルシェ・センターで買ったわけではないから、
「そんなひとが行ってもいいのだろうか?」
と、思っていたのだ。

そして、もうひとつ。
「そうとうな金額になるのではないか?」という
現実的な怖さもあった。
 
 
ただ、たいせつなオイルを交換するのだから
やはり1回はきちんと勉強しておきたい。
ビクビクしながら
ポルシェ センター青山 世田谷認定中古車センター
にお邪魔した。

隅々までクリーンなポルシェ・センターに入ると
無意識のうちにスッと背筋が伸びた。 
自分が出身でもないのに偏差値の高い大学に
遊びにいくような気分である。

迎え入れてくださったのは、小俣円二工場長。
ポルシェ・センターの大ベテランである。恐縮です。

 

コーヒーを飲みながら、じっくりとヒアリングしてもらい
作業のメニューは、
・オイル交換
・テスター接続
・細かいところのチェック となった。

 

まずはオイルとフィルター交換から。

今回僕が入れたのは、Mobil1の5W-50。
ポルシェの指定品である。

 

交換前のオイルは、さぞ真っ黒でドロドロだろう
と思っていたが、見た目はとてもキレイだった。
もちろんオイルは見た目では判断できないのだけど。

 

交換後、2000rpmまで回転を高めて
しばらく、回しっぱなしにするのは、
油温を素早く90℃まであたためたうえで、
油量を見て、調整するためなのだという。
ちなみにオイルは、8.7ℓ入った。
0.1ℓあたり302円だから26,274円。
交換の技術料は6,480円ということだった。
フィルターが4,752円。

そしてコンピューター接続。
「なんか悪いもん掴んでっから……」という
エスエスの藤沼さんの言葉が無限ループしていたので
じつはこれが一番怖かった。

 

コンピューターがはじき出したのは
‘O2センサーの不具合’。

 

ちなみにO2センサーは、排気ガスのなかに
どれだけ酸素が混ざっているかを検知するもの。
排ガス中の酸素の量が多いと、
燃料を吹きつける量に対して
酸素が多い(余っている)ということになる。

これを感知するセンサーが、
ちょっとおバカになっているというのだ。
まずそうなかんじがする……。

が、ごくたまに ‘不具合’ と表示されるだけで、
実際は正常ということもあるのだと教えてくれた。
祈るような気分だ。

検証方法としては、一度コンピューターをリセット。
しばらくして、再びセンサー異常のアラートが出ると、
本当に壊れているということだった。

さらにコンピューターに ‘W103キャンペーン未着手’
と、表示されたので、これを施工しながら、
O2センサーが本当に壊れているのかを調べることになった。

緊張で既に疲れていたのだけど、
・O2センサーが本当に壊れているか?
・そもそもW103キャンペーンとは?
・果たして本当に無事故のクルマなのか?
・エンジンがカラカラいうほかの理由は?

など、調べるべきことは、まだまだ沢山残っていた。

第45話:「エンジンのカラカラ音は別の理由? ポルシェ・センターに聞いてみた」は、後日公開予定。
 

※今回も最後までご覧になってくださり、
 ありがとうございます。
 
 お久しぶりです。
 遅くなってごめんなさい。
 心配してメールくださったかた、
 ありがとうございました。

 カイシャの先輩から、
 読者の皆さまが理解できるように
 きちんと ‘お久しぶり’ になった理由を
 説明するんだよ。
 と言われたんだけれど、
 目の前のタスクに追われて
 あっという間の1ヶ月だったのです。

 僕はまだまだ修行の身です。

 ふらっとシャカイチのページにきて
 そっと文章をよんでくれて、
 またふらっとげんじつの世界に戻っていく。

 シャカイチのファンの皆さまに、
 たまにはこんなことになることを
 わかっていただけますと幸いです。

 シャカイチ号も僕も
 困っちゃうほど元気です!
 
 そうそう、
 あした日曜におもしろいことがあります。
 Facebookページをおたのしみに。

 そのまえに、まずは後半をおたのしみに。
 
 今後とも、[email protected] まで、
 皆さまの声をお聞かせください。
 もちろん、なんでもないメールだって
 お待ちしております。

記事に関わった人々

  • 上野太朗

    Taro Ueno

    1991年生まれ。親が買ってくれた玩具はミニカー、ゲームはレース系、書籍は自動車関連、週末は父のサーキット走行のタイム計測というエリート・コース(?)を歩む。学生時代はボルボ940→アルファ・スパイダー(916)→トヨタ86→アルファ156→マツダ・ロードスター(NC)→VWゴルフGTIにありったけのお金を溶かす。ある日突然、編集長から「遊びにこない?」の電話。現職に至る。

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