コラム&エッセイ

2017.10.09

クルマ漬けの毎日から

[編集部より]

新車の成約時に頭をよぎるのは「後悔しないかな」という疑問。クロプリー編集長が、乗り手と造り手の “後悔” をテーマにレポートします。

後悔なきクルマ生活のすゝめ クロプリー編集長コラム

Things anyone would like the chance to correct

前回レンジローバー・スポーツに試乗してから2年が経過した。だから、ノーフォークへの2日間の取材にこのクルマの試乗を兼ねて出かけられたのは、嬉しい出来事だった。

今回試乗したのは、まだ乗ったことのないV8ディーゼルだ。低いエンジンサウンド、驚くほど低い回転域で走ること、トルクがあって加速が楽なこと、燃費も500mile(約805km)走行して11.2km/ℓだったことには、すべて大満足だった。

 
だが、ひとつだけ気になった点がある。このレンジローバーは21インチのロープロファイル・タイヤを履いていた。もし19インチだったなら、ノーフォークのでこぼこ道の振動をあれほどダイレクトには伝えなかったはずだ。もちろんある程度はイギリスの道路を造っている人たちにも責任はあるだろう。彼らは、1メーター毎にでこぼこの振動を感じるような道路を標準にしてしまっているのだから。

 
だが、タイヤサイズの選択も、この問題の大きな要因である。新車を買う人のなかには、見た目を優先させるばかりに間違ったサイズのホイールとタイヤを選んでしまう人が大勢いる。そしてそれを何年も後悔しているようだ。

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AUTOCAR 英国版 編集長 スティーブ・クロプリー

オフィスの最も古株だが好奇心は誰にも負けない。新しく独特なものなら何でも好きだが、特に最近はとてつもなくエコノミカルなクルマが好き。クルマのテクノロジーは、私が長い時間を掛けて蓄積してきた常識をたったの数年で覆してくる。週が変われば、新たな驚きを与えてくれるのだから、1年後なんて全く読めない。だからこそ、いつまでもフレッシュでいられるのだろう。クルマも私も。