【YouTube再生だけじゃない】パイオニア カロッツェリア 新サイバーナビAVIC-CL910-DC Wi-Fiで何ができるの?

公開 : 2020.03.27 07:30

ナビ機能を検証 音声認識/地図更新は?

実はサイバーナビの魅力は優れたカーナビ機能にあります。今どき、どのナビでも“高精度”を謳いますが、サイバーナビの能力はそれらとは次元が違います。

道路沿いの施設に立ち寄ったときはマップマッチングを外し、道路の高低差にも地図データに組み込まれた傾斜データと3Dジャイロセンサーをリンクさせて対応します。これらは、独自のアルゴリムをはじめとする測位精度向上のための技術が詰め込まれることで実現できたものなのです。

ルート案内の正確さもサイバーナビならではの魅力です。

たとえば、高速道路の通行料金と所要時間のバランスを見ながらルートを提案するのもサイバーナビが得意とするところです。

中央道の石川PA(下り)から圏央道 相模原ICを目指す。往路は高速道路を利用。帰路は空いている一般道を使うルートを提案してきた。

この日の帰路では、圏央道を使わないで八王子ICから都心に向かうルートを提案してきました。

実際に走れば、いつもは混雑する道路がこの日ばかりは極めてスムーズ。これも通信による最新で緻密な交通情報を取得しているからこそ出来ることなんです。

(左)地図を表示したままAV再生画面や周辺の人気スポットを表示する「インフォガジェット」。(右)道路状況の変化をチェックできるスポットウォッチャー。

そして、新しいサイバーナビは様々な新機能を搭載して、カーナビとしての使い勝手を高めています。1つがサイバーナビ独自の統合案内「インフォガジェット」です。

これは、地図を表示させていながら、左側画面に付近にあるおすすめスポットをはじめとする最大5つの情報を表示させられるというもの。さらにそこにはDVDなど映像画面を表示することもできるのです(走行中は映像は映りません)。

目的地に着くまでのルート沿いの道路状況を、写真などを通して把握できるのが「スポットウォッチャー」です。ここには他のユーザーが実際に走行してサーバーにアップした情報としてマルチウィンドウ上に表示され、この情報をチェックすることで道路状況の変化に素早く対応できるというわけです。

「近くのそば屋!」

「音声検索」で「近くのガソリンスタンド!」「近くのそば屋!」と話せばご覧のとおり。スムーズに候補を表示してくれる。前者はガソリンの価格も確認できた。

さらに「ネットワークスティック」のつなぎ放題は、音声認識を活用した目的地検索にも活かされます。

画面上にある音声検索ボタンを押し、「近くの○○」と発するだけで、即座に候補の施設名がリストアップされます。

今までのように画面上での入力は必要ないのです。これは一度使ったら手放せない便利さです。

地図更新 Wi-Fiで

つなぎ放題は地図データの更新にも活かされます。

新型サイバーナビには地図データの無料バージョンアップとして、最大3年分(最大年6回:発売~2022年10月末日まで)が付いてきます。しかもOTA(Over-The-Air)によってこれが実行されるのです。

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