ルノー・トゥインゴ・ゼン

■どんなクルマ?

“ZEN=ゼン”とは、現在のルノーが各車種に共通して使っている中間的なトリム・グレード名だ。ゼンは地元欧州でも、現代的なビジュアル装備と快適機能がひととおりそろった売れ筋グレード……という位置づけである。

日本で追加されたトゥインゴ・ゼンは既存のインテンスと異なり、2種類の変速機が用意される。変速機によってエンジンも異なり、おなじみ2ペダルの6速DCTがインテンスと共通の0.9ℓターボなのに対して、3ペダル5MTは昨年販売された限定車 “S” と同じ1.0ℓ自然吸気となる。

インテンスと共通パワートレインの2ペダルで比較すると、新しいゼンは9万円安い。インテンス比で省かれる装備は、外観上ではアルミ・ホイールとサイドのクローム・モール。内装ではオート・エアコン、オーディオのウーハー、後席下の収納ネット、サングラス・ホルダー。そして機能装備としては、バック・ソナーとヘッドランプのオート機能と雨滴感知ワイパーである。

ゼンもけっして安物という位置づけではないから基本装備に不足はなく、一般的には「ゼンで十分」という声が大半だろう。また、ルノーの雨滴感知ワイパーはあまり精度が高くない(のに強制間欠モードが省略されてしまう)ので、その雨滴感知ワイパーが省かれるゼンは個人的にも歓迎したい(笑)。

ゼンの2ペダルはパワートレインはもちろん、タイヤのサイズや銘柄もインテンスと共通。本体価格はゼンのほうが安いが、「9万円でこれだけの装備が追加される」という逆の考えかたをすると、インテンスも意外に買い得なので迷いどころではある。

 
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