フォルクスワーゲン・ティグアンTSIハイライン

公開 : 2017.01.27 05:50  更新 : 2021.10.11 09:02

およそ8年ぶりに刷新したフォルクスワーゲンティグアン。先進安全技術と快適装備が特徴だが、はたしてその出来栄えは? 小川フミオがためす。

■どんなクルマ?

フォルクスワーゲンのSUV、ティグアンがフル・モデル・チェンジ。日本で2017年1月17日発売開始された。こちらでは続いて開催された報道試乗会での実車の印象を紹介しよう。

ドイツで9年連続してSUVとして国内販売ナンバーワンというティグアン。エッジのきいたスタイリングとともに、やや余裕あるボディによる機能性の高さが特徴だ。

最新のフォルクスワーゲン・デザインのトレンドにのっとったフロント・マスク。薄く造型されたヘッドランプとグリルまわりが適度に今っぽさを感じさせるのもよい。

日本には1.4ℓ4気筒ガソリン・エンジンに6段DCT(ツイン・クラッチ)を組み合わせた前輪駆動モデルが導入される。

グレードは ‘TSIコンフォートライン’、‘TSIハイライン’、‘TSI R-ライン’ からなる。パワートレインは共通で基本的には装備の多寡によるちがい。‘TSI R-ライン’ は専用バンパーなどを備える。

エンジンには気筒休止システム、スタート&ストップ・システム、ブレーキ・エネルギー回生システムを搭載。

輸入元であるフォルクスワーゲン・グループ・ジャパンの資料によると燃費は約10%向上。リッター16.3km(JC08モード)だ。

燃費は向上したがボディ・サイズは “より長く、より幅広く、より低く” (資料より)なっている。全長4500mm(従来型プラス70mm)、全幅1840mm(同プラス30mm)、全高1675mm(同マイナス35mm)。

日本での発売にあたって “つながるSUV” という宣伝文句が報道されたのも印象に残っている。インターネット接続機能を高めたインフォテイメント・システムのことだ。

走った印象は驚くほど力強い。

記事に関わった人々

  • 小川フミオ

    1959年生まれ。慶應義塾大学文学部英米文学科卒業。二玄社(にげんしゃ)で「NAVI」の編集に携わる。1999〜2001年、編集長。02年より「モーターマガジン」(モーターマガジン社)の編集長に。同年秋より「Food and Style」を謳うグルメ誌「アリガット」(IMAGICAパブリッシング)の編集長に。2004年よりフリーランス。

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