快適、丈夫、機能的と、ファミリー・サルーンのお手本とも言えるオクタビア その人気の源は?

公開 : 2017.03.10 20:09  更新 : 2017.05.29 18:39

こんな感覚は、オクタビアの良く躾けられた1.4ℓガソリン・エンジンにも同じことが言えるだろう、我々は、この1.4ℓエンジンにある感情を持っていたが、それは、倹約だがスローな1.0ℓエンジンと上級機へあてがわれる、トルクが太いが洗練に欠ける1.6ℓディーゼル・エンジンの両方のエンジンの良いバランスを持っているということだ。

150psの出力からなるアクセルは気持ちよく、0-100km/h加速を8.6秒でこなす。しかし、1.6ℓの様な2500rpmからの力強い押しに欠ける。だが、ターボ・ラグは最小限に抑えられ、その回転は、レッドラインの6500rpmまで軽快に回る。

一方、オクタビアの新しいアダプティブ・ダンパーはあまり芳しくない。高速道路の長旅で、コンフォート・モードを選択する衝動に駆られると思うが、それは間違いである。サスペンションを柔らかくすることで、オクタビアは荒れた路面を上手く処理するが、一方で、路面の突き上げは、車体後部を90年代のリンカーン・タウンカーの様に縦に揺さぶることになる。DCCはノーマル・モードに固定して、少し気を張って高速運転と向き合った方がよい。


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