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2018.04.15

ジャガー・ランドローバーが放出 大量の「お宝」が競りへ なぜ?

出品者はジャガー・ランドローバー

向こうの壁ぎわは、ドーモバイルやパララニアンといったブランドの(かなりくたびれた)キャンピングカー専門店のような様相だし、かと思えばいままでに見てきた老いさらばえた英国車とはまるで正反対の、わりと最近のメルセデスのコンバーチブルやクーペも何台かいたりする。

メルセデスのまわりには、1968年式ルノー・カラベルのコンバーチブルやボルクヴァルト・イザベラ・クーペといった外国の珍しいクルマもひかえている。

などなど、ほかにも本当にたくさんあったのだが、これは先週のビスター・ヘリテージのクラシックカーセンターの底冷えのする倉庫でのようすだ。そしてこれらのクルマはオークション会社ブライトウェルズの手で競売にかけられた。

結果、一般の愛好家によってなんと1台も残らず落札され、しかももともとはみなジャガー・ランドローバーの所有車だったときいて2度ビックリだろう。いったいなぜ大メーカーがこんな100台以上ものクルマを処分しようとするのだろう? じつは、これでもコレクションのほんの一部にすぎない。2014年に不本意ながら買ってしまったあまり魅力のないクルマを処分するため、というのがその答えだ。

ふつう、大メーカーがコレクション用にクルマを購入するのはきわめてまれで、自社ブランドでもないものをこんなに多数にとなればなおのことだ。そこに不本意さがにじみでている。

そもそも、130台ものジャガーを保有するなど最大の英国車コレクションをほこる歯科医ジェイムス・ハルが、1回こっきりのチャンスとしてジャガー・ランドローバー(JLR)にコレクションを一気に増やさないかと持ちかけたのが発端だ。

彼のコレクションにはジャガーやランドローバー車はもちろん、かつてブリティッシュ・レイランドにいたころの同志だったほかのブランドのクルマもたくさんあった。また、イソやマセラティからベントレーやシトロエンにいたるまでのクルマも豊富だった。

そして、JLRはまとめて買ってしまった。

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