メルセデス・ベンツ、燃料電池の開発継続 まずは商用車向けに

公開 : 2018.10.03 15:40

燃料電池バスを開発へ

「われわれは燃料電池が将来的にゼロエミッションを実現する選択肢のひとつとなると信じています。わたしは我々の燃料電池エンジニアたちに対し、そのユニットをさらにコンパクトかつハイパフォーマンスにすることを求めています。わたしは、われわれこそがパフォーマンスと航続距離を最も高い次元で両立していると考えます」

「今後はさらにコンパクトかつ低コストにしなければなりません。冬の北欧を走るバスでは、走行するよりも多くのエネルギーを暖房に使用するためそのエネルギー密度が重要になるのです」

「したがって、次の燃料電池車は乗用車ではなく商用車になると考えますが、柔軟に計画を行っています。まずはBEVに注力しますが、FCVの開発を続けつつ市場の動向をさぐります」

カレニウスはメルセデスが水素協議会に加盟していることを明かした。彼らは水素インフラの普及に直接的な関与をするつもりはないが、間接的に協力していきたいとのことだ。

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