ルノー・チーフデザイナー語る プレミアムと大衆車、今後の展開 一問一答

公開 : 2018.10.04 11:10

自動運転技術を用いた高級車のコンセプトカーを発表したルノー。それを手がけたチーフデザイナー、ローレンス・ヴァン・デン・アッカーに、進行中のプロジェクトについて話を聞きました。

もくじ

クルマの新たな使い方に沿う高級車
クリオのデザインはフェラーリより楽しい?

クルマの新たな使い方に沿う高級車

――EZアルティモは、ルノーがプレミアムカテゴリーへ進出することを示唆している?

「将来、アプリを開いて、10kmだけ乗るクルマを呼ぶ時代がやって来るでしょう。いま、シャンゼリゼでは30分だけランボルギーニをレンタルすることができます。ルノーは常に、イノベーションを大衆化してきました。ですから、高級でプレミアムな体験を広く提供することもできるはずです。たとえそれが、短時間の経験だとしても」

「豊かな生活を送るためには、必ずしも裕福になる必要はありません。このことは、わが社の価値観にフィットしたものだと思います」

――今年はEZアルティモ以前にも、EZゴーやEZプロといった自動運転コンセプトカーを発表しています。量産化に最も近いのは?

「EZアルティモは極端な例です。しかしいっぽうで、これはおそらくひとびとにとって受け入れやすく、企業としても進んで取り入れたいであろうケースでもあります。今、ホテルがロールス・ロイスを購入したりしていますよね。金額的にみれば、EZアルティモのようなコンセプトが、他より先に出てくることになるでしょう」。

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