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減りゆく地方ガレージ 成功のカギは地元密着 扱うのはクラシックと現代のモデル

2018.11.10

100字サマリー

どんどんとその数を減らしている地方のガレージですが、幸運にも新たなオーナーのもと、紆余曲折を経て復活を遂げたそんなひとつを発見することができました。復活のカギは地元密着のサービスと、クラシックと現代のモデル、双方をカバーすることだったようです。

もくじ

新オーナーは敏腕弁護士
オーナーはカーマニア 多様なスタッフ
顧客も個性的 皆が幸せに
番外編:ガレージ100年の歴史

新オーナーは敏腕弁護士

最近、地元のパブ探しが難しいとお考えなら、地元のガレージ探しをやってみては如何だろう? なかには地元のひとびとから愛され、重宝がられているところもあるが、上がり続けるコストや顧客離れといった問題、はたまた、白紙の小切手を片手にやって来る不動産業者の勧めに従って、店を閉めたガレージを見つけるのにそれほど苦労しないはずだ。

だが、そんななかにも復活を遂げたガレージがある。戦時中には英国空軍の基地が置かれ、現在では静かな生活環境と主要都市へのアクセスの良さが自慢のウィルトシャーのネザーエイボン村に存在するこのガレージは、その名をモーターガレージという。

たまたまこのガレージを見つけたのは、A345号線でソールズベリーからマールバラへと向かっているとき、店先に置かれた1930年代生まれのモーリス・カウレーの存在に気付いたことがきっかけだった。ガレージを繁盛させるには多くの苦労があったに違いなく、ぜひ話を聞いてみたいと思ったのだ……。


あっという間に数週間が経ったが、カメラマンのジェドとともにモーターガレージを再訪することができた。今回の訪問の目的は、このガレージのビジョン溢れるオーナーと献身的なスタッフ、そして何よりも、1920年代初めから続くこのガレージの先代オーナー時代を知るファンや顧客に会うためだ。

現在のオーナーであるジェームズ・ラッセルは、シティの敏腕弁護士(「MOT(英国車検制度)の検査場だけを仕事場にしたいくらいです」と彼は話してくれた)でもあるが、今日はこのガレージと有能なスタッフを紹介するため、わざわざ休みをとってくれたのだ。今日はこのあと、ネザーエイボンで生まれ育ったガレージで一番の若手スタッフが、正規のメカニックに必要な試験にパスしたことを祝うバーベキューが催されることになっている。

だが、常に順調だった訳ではない。ジェームズとその父親が、長く続いた衰退ののちに閉鎖されていたこのガレージを購入したのは2013年のことだった。高級住宅に姿を変える可能性もあったが、前オーナーがこのガレージを引き継いで、成功に導いてくれる人物に譲り渡したいと考えたのだ。

 
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