ヒットしそうで、しなかったクルマたち 14選

公開 : 2019.03.30 11:50

番外編:予想外のヒットを記録した5台

BMWミニ(2001年〜現在)

ベストセラー英国車を生まれ変わらせるのは非常に危険な挑戦だったといえるだろう。ミニは英国文化の一部ともいえるほどに浸透していたのだ。ドイツの資金、モチベーション、そして実用主義によりやや大型化しすぎたといわれたが、これこそまさに市場が求めるクルマだったのだ。

日産キャッシュカイ(2006年〜現在)

これはSUVなのかハッチバックなのか。この日本から送り込まれた変わり者は、そのどちらでもある。2006年の時点では、4WDの選択肢もある車高の高いハッチバックは数少ない存在であった。このクルマは欧州でのプレゼンスが縮小していた日産を救うことになった。

日産ジューク(2011年〜現在)

キャッシュカイに引き続き、日産はまたしてもSUVとハッチバックを融合させたモデルを投入した。そのスタイリングは賛否両論あるが、英国での販売台数トップ10に入るだけのファンを獲得した。最近は販売が減少しているものの、未だ新モデルは投入されていない。

レンジ・ローバー・イヴォーク(2011年〜現在)

2008年のLRXコンセプトは人気を博したが、それは市販車としては考えられていなかった。ランドローバーは3ドアのLRXにわずかな変更のみを加えて3ドアのイヴォークを発売した。その後より実用的な5ドア仕様を追加し、爆発的なヒットを記録した。77万2096台を売り上げた後、ほぼ同サイズの後継車に取って代わられた。

トヨタプリウス(1997年〜現在)

やや不恰好な4ドアサルーンとして登場した初代プリウスは、当初は日本でのみ販売された。2000年に世界販売が開始されると、2002年には米国のセレブらが政治的立場のアピールのために所有するようになった。2003年に2代目が登場すると、その売り上げはますます加速し、100万台超が生産された。今やハイブリッドが普通になっていることからも、その成功がわかるだろう。

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