中国政府、EVの補助金減額を発表 車両価格値上げの動き 急成長に懸念

2019.04.08

100字サマリー

中国政府はこれまで、環境負荷を減らすため、そして自国のEV産業を育成するため、EVに多額の補助金を支給してきました。これが
減額されると、車両価格を値上げせざるを得ないメーカーもあり、急成長を遂げた市場に対する懸念が拡がっています。

もくじ

2020年には完全に廃止
車両価格を値上げするメーカーも

2020年には完全に廃止

中国政府が電気自動車の補助金を減額すると発表した。2020年には完全に廃止される予定だ。

この補助金は、購入者の経済的負担を直接支援するのではなく、技術的進歩を促すために製造メーカーに対して支払われるもの。過去10年の間、中国のEV産業が急速に成長する後押しをしてきた。

現在、補助金の対象となるEVは、航続距離が少なくとも250km以上でなければならない。以前は150km以上だった。

さらに、航続距離が400km以上のEVに対して支払われている補助金も、5万元(約83万円)から半分の2万5000元に減らされることになった。

中国におけるEVの公式な航続距離は、NEDC(新欧州テストサイクル)によって測られる。欧州ではNEDCが現実的な結果とかけ離れた数値になるという理由から、新しいWLTP(乗用車などの国際調和排出ガス・燃費試験法)に取って代わられた。例えば日産リーフの航続距離はNEDCでは378kmだったが、WLTPでは270kmと、28.5%も低くなった。

中国財政部はまた、地方自治体にも補助金を廃止するように言い渡した。これによって購入者に対する援助は最大67%減ることになる。

 
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