「電気自動車の価格はしばらく安くならないだろう」とジャガー・ランドローバーCEOが発言

2019.09.18

100字サマリー

電気自動車の価格が安くなることは当分ないだろうと、JLRのラルフ・スペッツCEOが語りました。バッテリーのコストがすぐに大幅に安くなる見込みがないからです。だからこそ、充電インフラの整備を急ぐ必要があると同CEOは主張します。

もくじ

航続距離と価格は比例する
国土全域をカバーする充電ネットワークが必要

航続距離と価格は比例する

電気自動車用バッテリーのコストが下がるには、あと5年は掛かるだろうと、ジャガー・ランドローバーのラルフ・スペッツCEOは語った。

そのため、電気自動車のドライバーがもっと安心して乗ることができるように、インフラの整備が劇的に改善されることを、スペッツは願っているという。そうすれば、自動車メーカーは必要以上に大容量のバッテリーを搭載しなくてもすむようになり、クルマの価格も安くなる。なぜなら、一般的に電気自動車で最もコストの高い部品はバッテリーだからだ。

ジャガーIペイス
ジャガーIペイス

「インフラの整備が進むことを望んでいます」と、スペッツは語った。「電気自動車の価格はまだまだ高く、同時に長い航続距離が求められます。一度の充電で長い距離を走るためには、大容量のバッテリーが必要です。しかし、移動の途中で充電できれば、容量の小さなバッテリーでも足りますし、そうすれば電気自動車のコストは下がります」

国土全域をカバーする充電ネットワークが必要

スペッツCEOは次のように続けた。「おそらく3年から5年の間は、バッテリーのコストが大幅に下がることはないでしょう。そのため、もっと広範な地域を密にカバーできる充電ステーションのネットワークが必要です。もっと多くの充電施設が、より安定して稼働している状態が求められます。ロンドンのような都市部だけでなく、国土の全域に十分に拡がる必要があることは明らかです。急速充電の規格も標準化されなければなりません」

将来のクルマは電気自動車になり、より多くの自動車メーカーが電気自動車を作るようになれば、充電インフラも追いつくと、スペッツは確信している。「充電施設の需要は高まり、やがてインフラがそれに追いつくでしょう。遅れるかもしれませんが、いずれ十分に整うはずです」

ジャガーIペイス
ジャガーIペイス

ジャガー・ランドローバー初の量産EVであるジャガーIペイスは、90kWhのバッテリーを搭載し、一度の充電で走行可能な航続距離は470kmと発表されている。英国における販売価格は6万4495ポンド(約870万円)から。同社は先日、次の市販EVとなる次期型ジャガーXJのティザー画像を公開したばかりだ。さらに多くの電動ジャガーやランドローバーの開発が進行中と見られている。

 
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