次期型メルセデスAMG GT 660psのハイブリッド? 四輪駆動の可能性も 2021年予定

2019.09.20

プラグインハイブリッドは採用不可

次期型GTも、クーペとロードスターという2種類のボディスタイルが用意されるだろう。英国では2022年初頭に発売となる見込みだ。顕著なライバルとしては、ポルシェ911やアストン マーティン・ヴァンテージなどの新型車が挙げられる。中でも強敵となるポルシェは、現行の992型がマイナーチェンジを受ける際に、こちらもハイブリッドを採用する予定だ。

しかし、ポルシェが計画しているのは、限られた距離を電気のみで走ることもできるプラグインハイブリッドだ。次期型メルセデスAMG GTは、パッケージングの問題からプラグインハイブリッドの搭載は不可能と思われる。

ポルシェ911
ポルシェ911

ある情報提供者はAUTOCARに次のように語った。「キャビンの後方に75Lの燃料タンクを設置するため、既にパッケージングに関しては制約を受けています。電気である程度の距離を走れるようにするためには、最低でも容量12kWhのバッテリーを積む必要があります。そうなるとスペースの問題に加えて、大幅な重量増も避けられません」

メルセデス・ベンツの次期SLと兄弟車に

GTの次期型に関する大事な点は、メルセデス・ベンツが次世代のSLクラスと兄弟車として開発すると決定したことだ。次期型メルセデスAMG GTと次期型メルセデス・ベンツSLは、プラットフォームやドライブトレイン、インテリアなどを共有することになる。それによって開発の時間と費用を節約でき、その分を新しい技術の開発に回せると、AMGの関係者はAUTOCARに語った。

新たに投入される技術の1つに、四輪駆動システムがある。これは強大なパワーの配分を前輪と後輪の間で瞬時に調整するだけでなく、左右の後輪の駆動力をそれぞれ制御するトルクベクタリング機能も備える。

メルセデス・ベンツSL(AUTOCAR予想レンダリング)
メルセデス・ベンツSL(AUTOCAR予想レンダリング)

新設計されたトランスアクスルと新開発の四輪駆動システムは、後輪のみを駆動する現行GTの弱点を補うことになるはずだ。特に、ライバルのスーパーカーと比べて劣ると言われていた発進加速のトラクションは大幅に向上するだろう。とはいえ、現在のメルセデスAMG E63と同様、駆動力を後輪のみに切り替えることができるドリフトモードも搭載されるに違いない。

大幅な軽量化と剛性向上

次期型GTも現行と同じ2シーターのレイアウトを受け継ぐが、次期型SLの車内はもう少し広く、2+2シーターを備えることになるだろう。これは以前AUTOCARでお伝えしたように、両モデルがはっきりと異なる顧客にアピールするように、明確に作り分けられるからだ。

次期型GTのプラットフォームは、現行のアルミニウム製スペースフレームを改良したものだが、重量は233kgも軽くなると関係者は言う。この軽量化は、荷重支持部に鍛造アルミニウム製コンポーネントを多用することなどによって成し遂げられるようだ。

メルセデス・ベンツSLS AMG GT
メルセデス・ベンツSLS AMG GT

メルセデスAMGは剛性強化にも力を入れており、特にフロントエンドは、新設計された横構成材の使用によって「ねじり剛性が向上する」と関係者は表現している。

また、次期型GTはエクステリアも、より時代に合ったデザインになる見込みで、「先代のSLSから現行のGTに変わったとき以上に、大幅なステップアップを成し遂げる」と言われている。現代的なアプローチはインテリアにも反映され、初期のデザイン提案の中には、F1マシンから着想を得た新しいステアリングホイールもあったという。

 
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