2024年版 カッコよくて実用的なステーションワゴン 10選 多用途に使える「合理的」な1台

公開 : 2024.04.14 18:05

10. ジェネシスG70シューティングブレイク

長所:個性的なエクステリア、魅力的なインテリア、日常での多用途性
短所:セダンタイプよりうるさい、高速走行時にトランスミッションが苦戦する、4気筒エンジンは平凡

高級車ブランドの新参者であるジェネシスは、いま本気で欧州市場に目を向けている。その証拠となる1台がG70シューティングブレイクだ。グローバル向けというよりも、欧州に焦点を当てて開発されている。

10. ジェネシスG70シューティングブレイク
10. ジェネシスG70シューティングブレイク

シューティングブレイクという名の通り、実用重視のステーションワゴンというよりは見た目を重視したデザインだが、トランク容量も465Lと決して粗末なものではなく、最大1535Lまで拡大できる。後部座席はやや窮屈だが、それ以外は広々としていて、装備も充実し、高級感がある。

欧州ユーザーの嗜好に合わせて、サスペンションにも多くの努力が注がれている。G70セダンよりも足取りがしっかりしていてコントロール性が高く、ステアリングも正確で、アグレッシブに走らせてもバランスよく弾けるような感覚がある。

しかし、エンジンには難点がある。4気筒のディーゼルとガソリンはいずれも力強いが、燃費は期待されるほどではなく、洗練性もライバルに及ばない。それでも、個性あふれる選択肢として一見の価値がある。

記事に関わった人々

  • イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    英国編集部ライター
  • 林汰久也

    Takuya Hayashi

    平成4年生まれ。テレビゲームで自動車の運転を覚えた名古屋人。ひょんなことから脱サラし、自動車メディアで翻訳記事を書くことに。無鉄砲にも令和5年から【自動車ライター】を名乗る。「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。イチゴとトマトとイクラが大好物。

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