600psのアウディTTクーペ・クワトロ・クラブスポーツをヴェルターゼで公開

公開 : 2015.05.09 22:50  更新 : 2017.06.01 02:10

アウディはTTクーペをベースとしたTTクーペ・クワトロ・クラブスポーツ・ターボをヴェルターゼ・チューニング・フェスティバルで公開する。

このコンセプト・モデルは、新しく開発された2基の電動ターボを横置き2.5ℓ5気筒ユニットと組み合わせたパワー・ユニットを搭載するもので、そのパワーは600psとなる。そのパフォーマンスは、0-100km/hが3.6秒、トップ・スピードは310km/hだ。

TTクーペ・クワトロ・クラブスポーツ・ターボは、通常のTTクーペを大胆に改造したモデルではあるが、これが将来のアウティのテクノロジー・コンセプトを表したモデルであるとR&D部門の責任者、ウルリク・ハッケンバーグは語っている。

「電動ターボによるチャージは、新しい次元のテクノロジーだ。」と語り、「この技術はガソリン・エンジンのみならず、ディーゼル・エンジンにも使用可能で、実際にプロダクション・モデルに搭載される時期もそう遠くないと思う。そして、アウディはこの電動ターボ・ディーゼルという技術を最初に生産車に投入する最初のメーカーになるだろう。」ともコメントしている。

この5気筒ツインターボ・ユニットは、アウディRS3に搭載されているものと同じ2480ccのエンジン・キャパシティを持つが、その中身はすべて一新されているという。600ps、つまり1ℓあたり242psを発揮するこのエンジンのトルクは、66.2kg-m/3000-7000rpmだ。

また同時にアウディは今回TTクーペ・クワトロ・クラブスポーツ・ターボに48Vの電気システムも採用している。いまのところ、48Vの電気システムは、電動ターボを採用する3.0ℓV6ディーゼルを搭載する次期アウディSQ7で初めて採用されると考えられている。電動ターボの要求する高い電圧に対応するために、48Vシステムは必須のアイテムということだ。この48Vシステムのためのリチウム・イオン・バッテリーはラゲッジ・コンパートメントの下に搭載され、回生エネルギー・システムと併用される。そして、必要に応じてこのバッテリーから電動ターボのためのパワーが供給されるというもの。アウディは電動ターボは、特にスタンディング・スタート時に、いままでのターボよりも有利なパワー特性を持つとされる。

「例えばTTクーペ・クワトロ・クラブスポーツ・ターボでは、最初の2.5秒間の加速で言えば、従来の排気ターボを搭載したモデルよりも6mも先に進んでいることになる。」とハッケンバーグは語っている。