フォード・フォーカスの燃費、AIの助言で元通りに!【クロプリー英国版編集長コラム/クルマ漬けの毎日から】

公開 : 2026.10.13 17:05

同僚のフォード・フォーカスの燃費が突然悪化。何か解決策はあるのでしょうか? 後半では、最近気になった1台を紹介します。本国版AUTOCAR編集長スティーブ・クロプリーによるコラムです。

燃費マニアを悩ませた、突然の燃費悪化

ティム・ディクソンは、AUTOCAR(英国版)の原稿を立派な記事に整えてくれる縁の下の力持ちの1人。

彼は燃費を常に意識し、愛車のフォード・フォーカス(第3世代)の燃料をいかに節約して、長い距離を走ることができるかに強いこだわりを持っている。

フォード・フォーカス/第3世代のフェイスリフトモデル(2014~2018年)
フォード・フォーカス/第3世代のフェイスリフトモデル(2014~2018年)

ディクソンの燃費へのこだわりは、もはや信仰の域に達している。

だから、普段なら46~48mpg(約16~17km/L)のフォーカスの燃費が、これといった理由もないのに、43mpg(約15km/L)にまで落ち込んだことは彼にとってはまさに大事件で、その動揺ぶりは想像に難くない。

ディクソンは愛車の各部が摩耗してきたのではないかと心配しはじめた。

そんな時、AIがディクソンにあることを提案した。それは、フォーカスのMAFセンサーを掃除することだった。

MAFセンサーは吸入空気量を測る装置で、どれだけの量のガソリンを噴射すべきかを燃料噴射システムに伝える。

AUTOCAR(英国版)のティム・ディクソンは燃費マニア。手に持っているのは愛車フォード・フォーカスのMAFセンサー。
AUTOCAR(英国版)のティム・ディクソンは燃費マニア。手に持っているのは愛車フォード・フォーカスのMAFセンサー。

そこでMAFクリーニングスプレー(ディクソンいわく「ほかのものは絶対に使ってはいけない」とのこと)を1缶買って使ってみたところ、フォーカスの燃費は本来の48mpg(約17km/L)に戻った。

しかも、アクセルに対するレスポンスも、以前よりシャープになったとディクソンは感じている。

燃費が回復し、ディクソンもわれわれも、ホッとしたところだ。

今週の1台:BMW i8

さて、今週の1台を紹介しよう。

地元の町の中心部で、この完璧なコンディションのBMW i8(2018年式)の写真を撮ろうとしていた時だった。見知らぬ男がやって来て、彼のなんの変哲もないSUVをi8の隣に駐車させたので、こちらの視界は台無しになってしまった。

地元で見かけたBMW i8
地元で見かけたBMW i8

とはいえ、それでこの素晴らしくも一風変わったプラグインハイブリッド・スーパーカーに対する私の敬意が損なわれたわけではない。

新車時には11万ポンド超だったi8が、最近では4万ポンド(約830万円)を大きく下回る価格で手に入り、その総走行距離は5万マイル(約8万500km)未満である個体も珍しくない。

これは掘り出し物だと思う。

記事に関わった人々

  • 執筆

    スティーブ・クロプリー

    Steve Cropley

    役職:編集長
    50年にわたりクルマのテストと執筆に携わり、その半分以上の期間を、1895年創刊の世界最古の自動車専門誌AUTOCARの編集長として過ごしてきた。豪州でジャーナリストとしてのキャリアをスタートさせ、英国に移住してからもさまざまな媒体で活動。自身で創刊した自動車雑誌が出版社の目にとまり、AUTOCARと合流することに。コベントリー大学の客員教授や英国自動車博物館の理事も務める。クルマと自動車業界を愛してやまない。
  • 翻訳

    小島薫

    Kaoru Kojima

    ドイツ自動車メーカーの日本法人に在籍し、オーナーズマニュアルの制作を担当。その後フリーランスで翻訳をはじめる。クルマはハッチバックを10台以上乗り継ぎ、現在はクーペを楽しんでいる。趣味はピアノ。

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