昨年購入したプジョー205 GTi、いよいよ始動!【クロプリー英国版編集長コラム/クルマ漬けの毎日から】

公開 : 2026.10.05 17:25

1990年式プジョー205 GTiを昨年12月に購入。今年9月、サーキットで初走行するまでの出来事を綴ります。本国版AUTOCAR編集長スティーブ・クロプリーによるコラムです。

2月:ホイール、白い輝き取り戻す

最近、わくわくした気持ちで日々を過ごしている。

というのも、昨年12月に手に入れたプジョー205 GTi(1990年式)の準備が順調に進んでいるからだ。

クロプリー編集長のプジョー205 GTi。
クロプリー編集長のプジョー205 GTi。

この205 GTiはかつてラリーやヒルクライムで走っていた履歴を持つ。現在は、イングランド南西部のコーンウォールのニューキー近郊に居を構えるラリー・プレップ(Rally Prep)で、チューニングを進めている。

直近のニュースは、ホイールがパウダーコート(粉体塗装)業者から戻ってきて、まばゆいばかりの白い輝きを取り戻したこと。

見た目がとても良くなったので、速く走れそうな気分になっている。4月のシーズン開幕戦にいくつか出場することを目指している。

4月:205GTi、ついに復活!

待った甲斐があった。

コーンウォールのラリー・プレップでチューニングを行なってきた、プジョー205 GTiのメカ系の作業がついに完了したのだ。

クロプリー編集長のプジョー205 GTi。
クロプリー編集長のプジョー205 GTi。

いまや205 GTiはヒルクライム兼サーキットの専用マシンとして、新たな船出を待ち構えている。ローギヤードなので、このクルマでイギリスをあちこち走るつもりはない。

このGTiの活動エリアは、カッスルクーム・サーキット(イングランド南西部)、ヒルクライムのシェズリー・ウォルシュ(イングランド西部)、プレスコット・スピード・ヒルクライム(イングランド南西部)といったモータースポーツの舞台だ。

見た目はまずまずと思ってもらえたのなら、エンジン音を聞けばもっとワクワクするはずだ!

8月:ハンドブレーキターンにも挑戦!

マニュアル車の魅力を売り込むには、こんな光景がぴったりだろう。

これは私の(古いが)新しいプジョー205 GTiのコックピットを撮影したものだ。チューニングが完了し、税金も納めて、この日は保管場所から連れ出した。

クロプリー編集長のプジョー205 GTi。
クロプリー編集長のプジョー205 GTi。

白いトップのレバーは、イギリスでつくられた205専用のクイックシフト。

黒いレバーは、刈り株の残る畑やダートトラック(未舗装の路面)でハンドブレーキターンするための、油圧式の「ターンハンドル」。

私には学ぶことがまだ沢山ある。このクルマがいろいろ教えてくれるだろう。

9月:サーキットで思いきり走る!

元競技車で、最近ラリー・プレップが仕立て直した1990年式のプジョー205 GTiを、ついに全開で走行させた。

場所はビスター・モーション(オックスフォードシャー)。

クロプリー編集長のプジョー205 GTi。
クロプリー編集長のプジョー205 GTi。

かつてイギリス空軍の飛行場だったビスターには、広大な敷地内にガードレールのない開放感あふれるテストコースがあり、これを使用して「トラック・ソーシャル」というとても楽しい走行イベントが開催された。

205 GTiは午前9時から正午まで、同僚のマット・プライヤー、私の息子のジョン、それに私の3人で、計60~70周は走ったはずだ。

プジョー205 GTiはとても楽しく、しかもかなり速かった(ウェーバー製キャブレターを装着するなどして仕上げた1.9Lエンジンは、ダイナモで157psを記録)。

98dBというこのコースでの騒音規制にも、ぎりぎり上手く収まったようだ。

しかし、車内は非常にノイジーで(内装がまったくない)、あまりにも騒々しいので、耳栓をして運転するほうが速く走れることに気づいた。

公道用のハンコック製セミスリックタイヤを履いた状態で、上手いドライバーが走らせるポルシェ・ケイマンとほぼ互角の速さだった。この205 GTiは期待できそうだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    スティーブ・クロプリー

    Steve Cropley

    役職:編集長
    50年にわたりクルマのテストと執筆に携わり、その半分以上の期間を、1895年創刊の世界最古の自動車専門誌AUTOCARの編集長として過ごしてきた。豪州でジャーナリストとしてのキャリアをスタートさせ、英国に移住してからもさまざまな媒体で活動。自身で創刊した自動車雑誌が出版社の目にとまり、AUTOCARと合流することに。コベントリー大学の客員教授や英国自動車博物館の理事も務める。クルマと自動車業界を愛してやまない。
  • 翻訳

    小島薫

    Kaoru Kojima

    ドイツ自動車メーカーの日本法人に在籍し、オーナーズマニュアルの制作を担当。その後フリーランスで翻訳をはじめる。クルマはハッチバックを10台以上乗り継ぎ、現在はクーペを楽しんでいる。趣味はピアノ。

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