車名を『IDティグアン』へ変更 フォルクスワーゲン『ID.4』大幅改良でデザイン刷新 内燃機関モデルと足並み揃える
公開 : 2026.10.13 17:25
フォルクスワーゲンは『ID.4』および『ID.5』のマイナーチェンジに伴い、車名を『IDティグアン』へ変更しました。内燃機関モデルと足並みを揃えつつ、デザインとパワートレインに手を加えて魅力を高めています。
EVに初めてティグアンの名を採用
フォルクスワーゲンは、EVの『ID.4』および『ID.5』の後継モデルとして『IDティグアン(ID. Tiguan)』を公開した。
基本的にはID.4の改良型ではあるが、名称の変更は大幅なアップデートを反映したものだ。フォルクスワーゲンは、主力となる内燃機関モデルとEVの足並みを揃えようとしている。

新しいエクステリアデザインは、車高の高いハッチバックのような印象を与えるのではなく、SUVらしいスタイルに近づけることを意図しているという。『IDポロ』や『IDクロス』と同じ「ピュア・ポジティブ」というデザイン言語を採用し、フロントとリアにライトバーを備えつつ、フォルクスワーゲンを象徴するスタイリング要素もいくつか採用している。
例えば、ショルダーラインはフェンダーに合わせて上下するのではなく、車体側面に沿ってまっすぐに伸びるようになった。これは、今後のフォルクスワーゲンモデルにおける特徴的な要素となるだろう。さらに、IDティグアンでは、ID.4に採用されていた電動式のポップアウト式ドアハンドルが従来の機械式に置き換えられている。この変更は「顧客からの要望」によるものだという
室内に物理ボタン復活、スクリーンも追加
インテリアも同様に大きく変化した。エアコン操作スイッチをはじめとする物理ボタンが多数復活し、ダッシュボードにはフルワイドのスクリーンが配置されている。フォルクスワーゲン初の助手席用インフォテインメント・ディスプレイも採用され、YouTube、Amazon Prime Video、Spotifyなどのアプリが利用できる。
一方、インストゥルメントパネルは4代目『ゴルフ』を彷彿とさせるデザインだが、好みに応じて、初代ゴルフ、2代目『ゴルフ・カントリー』、初代『ティグアン』、ダカール・ラリー仕様の『トゥアレグ』、あるいは『ビートル』のデザインを模倣するように設定することも可能だ。

トランク容量はID.4に比べて9L減少したが、その代わりにボンネット下に充電ケーブルを収納できる小さな収納スペースが設けられた。
航続距離は600kmへ 乗り心地も向上
標準モデルは最高出力190psのリアモーターと58kWhのリン酸鉄リチウム(LFP)バッテリーを搭載し、航続距離はWLTPサイクルで450kmに達する。
286psのリアモーターと77kWhのニッケル・マンガン・コバルト(NMC)バッテリーを搭載したモデルもあり、航続距離は最大600kmに伸びる。さらに、フロントにモーターを追加した、合計出力299psの四輪駆動モデルも用意されている。

パフォーマンス重視のGTXモデルが設定されるかどうかは未定だ。しかし、関連モデルのハッチバック『ID.3』では最近、GTXがGTIに名称変更されている。フォルクスワーゲンがこれまでSUVにGTIの名称を使用したことは一度もないため、棚上げされた可能性が高い。
IDティグアンは、乗り心地を向上させるという新しいブッシュとバルブ式ダンパーを採用しており、ブレーキ付きトレーラーの最大牽引能力は1.2トンから2.0トンに向上した。
英国では来年初頭にIDティグアンの販売が開始される予定で、価格は約3万6000ポンド(約755万円)からとなる見込みだ。
画像 アップデートでID.4から名称変更、走りやデザインにも大きな変化【フォルクスワーゲンIDティグアンを詳しく見る】 全38枚









































