第2回 TBCC新春走行会

2016.01.24

text & photo:Daisuke Ebisu (戎 大介)

 
1月24日の日曜日、袖ヶ浦フォレスト・レースウェイで開催された「第2回 TBCC新春走行会」にお邪魔してきた。手軽に参戦できる本格的なヒストリックカーでのサーキットイベントとして人気の高いTBCC(Tokyo Bayside Classic Cup)シリーズ。今回の走行会は年間4戦のシリーズとは別に「普段は走ることのできないスタッフや実行委員メンバーのための小規模な走行会」として企画された………のだが、蓋を開けてみるとクラブメンバーも含めて走行枠いっぱいの60台が集まったという。

週末は雪との天気予報だったが、果たして当日の朝は薄曇り。その後徐々に晴れ間をのぞかせるようになった。いつものTBCCではレース形式の走行枠も設けられるが、今回の走行会は通常の走行枠を2本走行するというスポーツ走行会。いつもならちょっとピリッとした緊張感が漂うピットにも、心なしかゆったりとした空気が漂っていた。

内輪の走行会ということもあり、当日は誘導などの運営スタッフも最小限。朝のドライバーズ・ブリーフィングで「今回は各自セルフプレーでお願いします」と説明する大会競技長にしてオートメディック代表の田中伸一さんもレーシングスーツ姿だった。実際、この後にコースでトルネード・タリスマンGT(我が国にわずか2台という稀少車)やラリー仕様のBMW 1600Tiなどのヒストリックカーをドライブしておられた。

今回の走行枠は午前中に1本、午後から1本。グループ分けも現代車も含めたまったりとした第1グループと、速めのヒストリックカーが集まった第2グループと非常にシンプル。エントラントはそれぞれのペースで新春の走り初めを堪能していた。また、サーキット内のレストランにはエントラントのためにケーキやドリンク、お昼には昼食も用意され、同好の士との友好を深めていた。

さて、シリーズ戦としてのTBCC次戦は2016年3月13日(日)のファミリーサーキットデイ内での開催となる。現在、参加申し込みを受付中とのことなので、詳細はTBCC公式ウェブサイト(http://automedic.co.jp/topics/TBCC/index.html)をご覧いただきたい。

  • さすがに早朝は冷える。予報では雪だったが、幸運なことに好天に恵まれた。

  • 新春の初走りに向けて準備を行うエントラント。約60台が集まった。

  • 今回はブリーフィング・ルームでエントリーの受付も行われた。

  • ドライバーズ・ブリーフィング中の田中競技長。今日は参加者でもあるためレーシングスーツを着用している。

  • 心なしかまったりとしたムードのピットでは、各所でメンバーたちの談笑が聞こえてくる。

  • 普段は各自の仕事に忙しいスタッフも、今日はクルマ好きとして走行会を存分に愉しんでいた。

  • 第1グループの出走開始。現代のクルマなど普段のTBCCとは異なる車種の参加も見られた。

  • ドライバー、クルマ共に調子と感触を確認しながら、今年初めてのサーキット走行を愉しんだ。

  • ロータス・イレブン

  • TVRキミーラクラブマン

  • アルファ・ロメオ 8Cコンペティツィオーネ

  • ニッサン・シルビア CSP311

  • ダットサン・フェアレディ2000

  • トライアンフ TR-3a

  • MG B Mk-1

  • ジェンセン・ヒーレー

  • ミニ・クラブマン・エステート

  • フォード・エスコート Mk-1

  • BMW 1600Ti

  • トルネード・タリスマンGT

  • 第2グループはミニやジュリアエランなど、TBCC上位常連車が集まった。

  • オースティン・ミニ

  • ローバー・ミニ

  • ウーズレー・ホーネット Mk-3

  • モーリス・マイナー・シリーズ2

  • ケーターハム・スーパーセブン

  • MG ミジェット

  • ロータス・エラン

  • アルファ・ロメオ 2000GTV

  • トヨタ・パブリカ KP31S

  • 初走りを堪能したエントラントたち。朝は薄曇りだった空も、時間を追うごとに青空が広がった!

  • レストランではケータリングも行われた。エントラントたちにとっての新年会となりくつろいでいた。

  • 最後は恒例の記念撮影。小ぢんまりとした走行会のはずだったが、いつもと変わらない盛況ぶりだった。

関連テーマ

おすすめ記事

 

イベントの人気画像