フェラーリ・カリフォルニアTにハンドリング・スペチアーレ追加

公開 : 2016.01.23 22:50  更新 : 2017.06.01 01:39

フェラーリは、3月に開催されるジュネーブ・モーターショーで、カルフォルニアTのハンドリング・スペチアーレ・パックの追加を発表する。

このハンドリング・スペチアーレは、ターボ・ユニットを搭載したカリフォルニアTをよりパフォーマンス重視のキャラクターとしたもので、より締めあげたサスペンション、クイックなギア・チェンジ、そしてサウンド系のチューニングが施される。

サスペンションは、フロントで16%、リアで19%ほど固いスプリングが与えられ、ダンパーはロール、ダイブ、ピッチを減らす方向でのボディ・コントロールを強化している。このセッティングは、マネッティーノがスポーツ・モードの時にはより顕著になる。

フェラーリは、この新しいサスペンションが、快適性を少しだけ損なうものの、スポーティなドライビング・フィールを求めている層、とりわけワインディング・ロードを走るユーザー向けにセットされたものだとコメントしている。

このシャープなハンドリングに合わせるために、7速デュアル・クラッチのギア・シフトに要する時間を短縮し、またエグゾースト・システムもスタンダードなものとは別物となった。片側2本、合計で4本出しのエグゾーストは、エンジンの回転があがるにつれ、ボリュームも大きくなり、より豊かなトーンを奏でるという。このサウンドは、ナチュラル・アスピレーション・エンジンを模倣した、より高回転で抜けるようなサウンドになるようにチューニングがされているのも面白いところ。

エンジンは、3.85ℓのV8ツインターボで、それ自体に変更はない。パワーは574ps/7500rpm、トルクは77,0kg-m/4750rpm。0-100km/hが3.6秒、そしてトップスピードは315km/hに達する。

エクステリア面での変化は少なく、フロント・グリルとリアのディフーザーが、艶消しのグリージョ・フェーロ・メットというカラーになることぐらい。インテリアは、ハンドリング・スペチアーレのバッジがつくのみだ。

価格はまだ発表されていないが、2012年に先代のカルフルニアにハンドリング・スペチアーレが設定された時には、£4,320(73万円)高だった。


▶ 海外初試乗 / フェラーリ・カリフォルニアT

おすすめ記事