フィアット・フェスタ 2016

2016.06.12

text & photo:Daisuke Ebisu (戎 大介)

 
6月12日に開催されたフィアット・フェスタ。イタリアン・ピッコロを“走る”・“見る”・“触る”という風に多角的に楽しむことができるこのイベントは、今年でなんと23回目の開催となり、フィアットをはじめとしたイタリア車ファンにとっては初夏の風物詩となっている。

・・・などと偉そうなことを書きつつも、恥ずかしながら筆者はこれまで参加したことがなかった。しかし昨年から現行パンダを愛用していることもあり、“にわか”ではあるが一応、フィアット乗りの端くれとしてお邪魔した。自宅の横浜から3時間ほどの道のりを経て、会場である群馬県は水上高原の宝台樹スキー場駐車場に到着すると、曇り気味との前日の天気予報は裏切られ、朝から快晴。高原らしく早朝こそ肌寒かったが、徐々に気温は上がり、開会が宣言される頃には汗ばむほどになった。

スキー場の駐車場を使用した広大な会場には、イベントのエントラント車両やギャラリーのクルマが並んでおり、もちろんその大部分がフィアットをはじめとしたイタリア車。現行の500シリーズに歴代のパンダやプントといったフィアット車からアルファ・ロメオ、ランチア、フェラーリにマセラティやアウトビアンキなどイタリアン・メイクスの名車・珍車が集まっている様は、クルマ好きにとっては心躍る風景であるといえよう。また、主催のトゥルッコをはじめとするスペシャルショップやオイルやパーツ類メーカーなどのプロショップ・ブースに加え、レアなパーツやグッズが並ぶフリーマーケットも目が離せない。

そして本イベントのメイン・プログラムとなるのが、駐車場にパイロンで仮設されたコースで走行タイムを競う『トロフェオ・スラローム』と、会場をスタート&ゴールとして約110kmのルートを半日で巡るレギュラリティ・ラン『トロフェオ・ラリー』。朝のドライバーズ・ブリーフィングの後、ラリーの参加車がセレモニアル・スタートで会場を出て行くと、スラローム・コースでも競技開始。コースを覚えるための慣熟歩行に続いて、参加各車は午前中に練習を3回、午後からは本番走行で3回のチャレンジを行った。今回はラリーが約20台、スラロームが約50の参加となり、イベント全体では約700台/1400人の来場があった。

昼頃になるとラリーの参加車が会場に帰着、スラロームで使用されていたコースを使ってのスペシャルステージ(SS)が行われた。しかしこのSS、単純にスピードを競うのではなく、駐車場に設定されたスラローム・コースを指定されたタイム(今回は1分28秒)にいかに近く走るかで勝負が決せられる、変則的なPC(パス・コントロール)競技ともいえるもの。故に一見するとスラローム・コースをゆっくり走っているという地味な競技だが、ナビゲーターとドライバーのコンビネーションが試される、非常に難易度の高いものとなっていた。

また、お昼休みにはビンゴ大会、表彰式の後にはじゃんけん大会と、協賛各社からの豪華なプレゼントも多数準備されており(中にはケブラー製のバケットシートなどもあった)、競技のエントラントだけではなく一般のギャラリーも存分に満足できる内容で、会場全体に流れるゆったりとした雰囲気もあり、さすが20年以上も続いているイベントらしい安定感とフレンドリーさを感じた。

  • 曇り気味との天気予報に反して、早朝からの好天に恵まれたイベント当日。

  • 爽やかな高原の空気の中、続々と集まってくるフィアット車たち。

  • 早朝から集まってきたエントラントたちは、競技の準備に余念がない。

  • 大会本部事務局ではフィアット・フェスタ・ステッカーやTシャツなどのオフィシャルグッズを販売。

  • オイルのモチュール・ブースにはフィアット・デュカートがベースのニースマン+ビショフが!

  • 主催のトゥルッコのブースでは、さまざまなグッズ類から新旧フィアットの各種パーツまでを販売。

  • プロショップ・FKR+STORICAのブースでは、ヒストリック・フィアットの販売車両を展示した。

  • ランチア・デルタで有名なモトーレ・アル・マッシモのブース。ハードパーツや販売車両を展示。

  • 小型車専門店ピッコロカーズは、雰囲気良くモデファイされた2台のパンダ2をブースに並べた。。

  • DME &点火系チューニングのT.M.WORKSはフィアット500のデモカーを展示。

  • フィアット500のスペシャリスト、MT-DRACOは足廻りのチューニング・パーツなどを展示。

  • アールエーシー/RACのブースでは、擁する欧州車パーツブランド『CLOS』の商品を販売した。

  • サベルト、スパルコのブースではモータースポーツギアを特価で提供。

  • 新発想のクルマ用アロマ・ディフューザーの株式会社コモンズのブース。

  • ミニカーショップ・モデリーノはエナジードリンク『GO & FUN』のデモも。

  • スポーツ派の定番ミッション&デフオイル、オメガオイルのブース。

  • デュアロジック・オイルや旧車用の鉱物油もラインナップするユニルオパールのブース。

  • パンダ&500を得意とするメンテナンス・ガレージのカルトは、パンダ2 4×4 100Hpで参加。

  • カルトのブースでは、絶版となったパンダ1用キャンバストップ樹脂製ストッパーのリプロパーツを販売。

  • マニアックなパーツから、手作りグッズまでが並ぶ、フリーマーケットのコーナーは人気を集めた。

  • 歴史あるフィアットX1/9オーナーズ・クラブであるグループ・ラナバウトは今回もクラブ参加した。

  • メイン会場の駐車場を埋め尽くす来場者のクルマは大部分がイタリア車!

  • もう一箇所の駐車場も満車に。当日は約700台/1,400人が来場した。

  • 受け付けの後、スラローム、ラリー共にブリーフィングが行われた。

  • 20組が参加する公道ドライブラリー『トロフェオ・ラリー』。

  • トロフェオ・ラリーのエントラントがスタートしていく。

  • ラリー参加車両は会場を出て半日のラリー競技に出かけていく。

  • トロフェオ・スラロームのコースを徒歩で確認する参加者たち。

  • トロフェオ・スラロームは練習・本番ともに各3回の走行となる。

  • トロフェオ・ラリーではスラローム・コースを使用したSSを設定。

  • SSは駐車場いっぱいに設定されたコースを1分28秒にできるだけ近いタイムで走るを競うもの。。

  • タイム調整のため跳ね馬を“牛歩”させるというのは、かなり困難な手綱さばきを要求されるようだ。

  • お昼には恒例のビンゴ大会も行われ、数字が読み上げられる度に歓声が上がり、おおいに盛り上がった。

  • ビンゴ大会でゲットした賞品を手に、おもわずニッコリ。

  • ビンゴの後は表彰式が行った。こちらはトロフェオ・ラリーに入賞の3組。

  • トロフェオ・ラリー優勝 #15 2011年フィアット500ツインエア/中野・大鐘組

  • トロフェオ・ラリー2位 #03 2014年アバルト500/作道・鈴木組

  • トロフェオ・ラリー3位 #04 2010年アバルト・グランデプント/滝田・滝田組

  • トロフェオ・スラロームのクラスA上位入賞者が表彰された。

  • トロフェオ・スラロームAクラス #21 フィアット500/猿山恭司選手/Aクラス3位

  • トロフェオ・スラロームAクラス #22 フィアット・アバルト1000TC/k_ritmo選手/Aクラス優勝

  • トロフェオ・スラロームAクラス #23 アウトビアンキA112/佐藤選手

  • トロフェオ・スラロームAクラス #24 アウトビアンキA112/樋口選手

  • トロフェオ・スラロームAクラス #25 フィアット500 1.2/坂元選手

  • トロフェオ・スラロームAクラス #26 フィアット500 1.2/solla選手

  • トロフェオ・スラロームAクラス #27 フィアット500/猿山欣司選手

  • トロフェオ・スラロームAクラス #28 フィアット・セイチェント/ショパイ山ちゃん選手

  • トロフェオ・スラロームAクラス #29 フィアット・チンクエチェント・トロフェオ/エタキチ選手

  • トロフェオ・スラロームAクラス #30 MOMO PANDA/船キング選手/Aクラス2位

  • トロフェオ・スラロームBクラス上位入賞者。それぞれに記念の額と賞品が贈られた。

  • トロフェオ・スラロームBクラス #31 フィアット・パンダ3/じゅーはっち@チームぶるじょあ選手

  • トロフェオ・スラロームBクラス #32 フィアット500ツインエア/青木選手

  • トロフェオ・スラロームBクラス #33 フィアット500ツインエア/石田選手

  • トロフェオ・スラロームBクラス #34 フィアット500S/ちゃんイシ選手

  • トロフェオ・スラロームBクラス #35 フィアット500S/中山選手/Bクラス3位

  • トロフェオ・スラロームBクラス #36 フィアット500X/くまを選手

  • トロフェオ・スラロームBクラス #37 フィアット・グランデプント16V SPORT/今村選手/Bクラス2位

  • トロフェオ・スラロームBクラス #38 ランチア・イプシロン/トイヴォケン選手/Bクラス優勝

  • トロフェオ・スラロームBクラス #39 ランチア・イプシロン/山崎選手

  • トロフェオ・スラロームCクラス上位入賞者たち。恒例のペリエ・ファイトも行われた。

  • トロフェオ・スラロームCクラス #40 フィアット・バルケッタ/佐藤選手

  • トロフェオ・スラロームCクラス #41 フィアット・バルケッタ/まつひこ選手

  • トロフェオ・スラロームCクラス #42 フィアット・バルケッタ/吉野選手

  • トロフェオ・スラロームCクラス #43 アルファ・ロメオ147/岡野選手

  • トロフェオ・スラロームCクラス #44 アルファ・ロメオ・アルフェッタ/おくちゃん選手/Cクラス優勝

  • トロフェオ・スラロームCクラス #45 アルファ・ロメオ155 TS/山下選手

  • トロフェオ・スラロームCクラス #46 ベルトーネX1/9/石川選手/Cクラス2位

  • トロフェオ・スラロームCクラス #47 フィアットX1/9/大井選手/Cクラス3位

  • トロフェオ・スラロームCクラス #48 フィアットX1/9/戸島選手

  • トロフェオ・スラロームCクラス #49 フィアットX1/9/粟原選手

  • トロフェオ・スラロームCクラス #50 フィアットX1/9/伊藤選手

  • トロフェオ・スラロームCクラス #52 フィアット124スパイダー/安藤選手

  • トロフェオ・スラロームCクラス #53 フィアット131アバルト・ラリー/奥野選手

  • トロフェオ・スラロームCクラス #54 フィアット124アバルト・ラリー/佐々木選手

  • トロフェオ・スラロームDクラス上位入賞者。可愛いジュニアもポディウムに立った。

  • トロフェオ・スラロームDクラス #56 アバルト500/三觜選手/Dクラス3位

  • トロフェオ・スラロームDクラス #57 アバルト500/北村選手

  • トロフェオ・スラロームDクラス #58 アバルト500/Neru選手/Dクラス優勝

  • トロフェオ・スラロームDクラス #59 アバルト500/スティーレアゲマツ選手/Dクラス2位

  • トロフェオ・スラロームDクラス #60 アバルト595/☆Dai☆選手

  • トロフェオ・スラロームDクラス #61 アバルト595/しろのプー選手

  • トロフェオ・スラロームDクラス #62 アバルト500/するがっち選手

  • トロフェオ・スラロームDクラス #63 アバルト500/望月選手

  • トロフェオ・スラロームDクラス #64 アバルト・プント・エヴォ/ぽっけ選手

  • トロフェオ・スラロームDクラス #65 アバルト・グランデプント/スッシーニ選手

  • トロフェオ・スラロームDクラス #66 アバルト・グランデプント/109選手

  • トロフェオ・スラロームDクラス #67 アバルト・グランデプント/のひちゃん選手

  • トロフェオ・スラロームDクラス #68 マッシモ・ランチア・デルタ16/石塚選手

  • トロフェオ・スラロームDクラス #69 ランチア・デルタ16V/嶋田選手

  • トロフェオ・スラロームDクラス #70 クーペ・フィアット16Vターボ/ポンコツターボ選手

  • トロフェオ・スラロームDクラス #71 アルファ・ロメオGTV/Giulietta選手

  • トロフェオ・スラロームDクラス #72 アルファ・ロメオGTVカップカー/ryuta選手

  • 最後は協賛各社が提供した豪華賞品をかけた大ジャンケン大会で盛り上がったところで締めとなった。

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