180台のフェラーリが集結　伝統のイベント、FOCJフェラーリ・ブランチ2019

公開 : 2019.04.11 18:01　　更新 : 2019.04.11 19:07

フェラーリ・ブランチがミュゼオ御殿場で開かれました。今回からフェラーリ・オーナーズクラブ・ジャパン（FOCJ）の主催となり、365GTB/4デイトナから488ピスタまでの歴史を綴ってきた180台（！）がガーデンに華を咲かせました。

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今年もフェラーリの聖地であるヴィンテージカー・ガーデンあらためミュゼオ御殿場を舞台にフェラーリ・ブランチが開かれた。

オープニングでは川崎会長（左）から日本で唯一の公認オーナーズクラブになったことが報告され、フェラーリ・ジャパンでマーケティング・ダイレクターを務める遠藤克之輔氏からオーナーズクラブについての取り組みが説明された。

フェラーリ・ブランチには特別なプログラムはない。跳ね馬の回りでオーナー同士の歓談が主となるのが伝統である。

ガーデンの桜はピークを越えてしまったが、午前中は富士山もフェラーリ・ブランチの開催を祝うように姿を現した。

ガーデン前の国道138号線に各地からやって来たさまざまなフェラーリが次々と駆け上がってきた。

ガーデンのセンターにはフェラーリ70周年を記念する限定モデルであるラフェラーリ・アペルタが配置された。

ラフェラーリ・アペルタの後ろにはラフェラーリ・ベルリネッタが控える。

先代のプレミアム・モデルであり、奥山清行氏がデザインしたエンツォ・フェラーリも並ぶ。かつてフェラーリ美術館にあつた個体で、久しぶりの里帰りとなった。

F50はレアなシルバーのボディカラーが参加。12気筒サウンドが楽しめるバルケッタ仕様でやって来た。

今もなお圧倒的な存在感を放つF40は4台が集まった。

ビッグネームの復活として話題となった599GTOは、今も圧倒的な存在感を放つ。

最新のフロンエンジン限定車として圧倒的な人気を誇るF12 tdfは2台が参加。

現在最も注目されている488ピスタは色違いで5台が集結。ボディカラーで大きくイメージが変わるのが興味深い。

お約束のロッソに塗られた488ピスタも並び、色々と比較できた。

こちらはシルバーの488ピスタ。アグレッシブなモデルをジェントルに見せてくれる。

ブルー・メタリックにシルバーのルーフというGTC4ルッソは、70 周年を記念して製作された限定車。デザイン番号 #65のSAアペルタの着想で製作されたもので、サイドシル後端には70周年記念バッジが輝く。

クラシケ・モデルでは第1期最後のフロントエンジン・ベルリネッタとなった365GTB/4デイトナは2台が参加。

12気筒ロードカー初のベルリネッタである365GT4/BBも姿を見せた。極めてオリジナル度の高い素晴らしいコンディションに保たれていた。

512BBはキャブレター仕様からインジェクションまでの3台が集まり、意外やそのうち2台が紺色だった。

世界的に大きな衝撃を与えた斬新なデザインを採用したテスタロッサの姿も見られた。

V6ユニットを積むディーノ246gtは後期型となるティーポEが1台のみの参加だった。

日本では少数派となるタルガトップを備えるディーノ246GTSは、ブラックのボディカラーがシックだ。

現在のF8トリブートに至る8気筒ミッドシップ・ベルリネッタの原点となる308GTBも1台だけだった。日本仕様のオリジナルの姿を良く保っていた。

今回328系は8台も集まり気を吐いた。そのほとんどはGTSで、写真は唯一のGTB。

その昔は結構目にしたケーニッヒ仕様だが、今ではほとんど目にすることがなくなってしまった。

308GT4に始まる8気筒ミッドシップ4シーターの座を受け継いだモンディアル。会場には最終型といえる348と共通のパワーユニットを積むモンディアルtクーペが並んだ。

348系の参加車も少なくなってきたが、ガーデンにはFOCJイベント常連の愛車の姿が見られた。

F355はベルリネッタからタルガトップのGTS、スパイダー、チャレンジまでの10台が集まった。

フロントエンジ・レイアウトに回帰した12気筒ベルリネッタの先陣を切った550マラネロ。今の目で見ると独自の風格が出てきた。

伝統の12気筒4シーター・モデルのひとつの完成型といえる612スカリエッティは、ブルーのストライプがおしゃれ。

一見すると普通の458イタリアに見えるが、実はロッソ・ディーノというかつてディーノに用意されていたオレンジ色。特別注文色でほとんど目にしない希少色だ。

個人的に一番刺さったのがグリッジオ・イングリッド（シャンパンゴールド）の488スパイダー。456GT Mでカタログカラーに設定されたもので、フェラーリのエレガントさを象徴する達人のカラーだ。

往年の250GTザガートを思わせるブラックのボディカラーにシルバーのルーフという組み合わせが、ポルトフィーノの別の魅力を教えてくれる。

ブランチではおなじみのフェラーリが大好きな小山大輔君はファミリーでやって来た。

エントランスには松田氏にデリバリーされたばかりのイエローの488ピスタが展示された。

ブッフェ形式のブランチは10時30分から提供された。今年はテーブルも増えゆったりと食事することができた。

フェラーリのオフィシャル・ウィッチを担当するウブロが出展し、魅力的なフェラーリ・モデルをメンバーに紹介した。

メインホールの隣ではロッソスクーデリアがフェラーリ・オフィシャルグッズの販売を行った。

どこを見てもフェラーリだけ。参加者はそれぞれに至福の時を楽しんでいた。

最後に参加者全員揃って記念写真を撮影。撮り終えたところで帰路の渋滞を避けるため早々に解散となった。

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