プジョーの最高経営責任者が明言 「EV専用車なしでもCO2削減目標を達成」

公開 : 2018.02.04 17:10

自動運転 CO2排出の今後

自動運転技術についてはどうお考えですか?

「ここでも、選択肢をいくつかご用意します。(昨年のジュネーブ・モーター・ショーで)公開したインスティンクト・コンセプトで、i-コックピット(プジョーのインテリア・コンセプト)による自動運転技術がどのようになるのか、われわれの考えを披露しました。われわれのクルマでは、運転方法は選ぶことができるんです」

「もし交通渋滞に巻き込まれたら、退屈だから運転しないでしょう。でも、もし運転したくなったら、そうできるんです。このような全自動運転のクルマを2025年には完成させます」

ディーゼル販売の落ち込みで、CO2削減目標を達成できないのでは?

「いいえ。2021年のCO2目標は絶対にクリアします。だからといって、EV専用車を作る必要はありませんよ。EVはあくまで数あるパワートレインの選択肢のうちのひとつ。専用車を作ったって無駄なだけです。健全な経営のためには、複数のパワートレインを組み合わせていきます」

「わたしは利益と継続性を両立させるビジネス計画を作りたいんです。無駄を出さずにレギュレーションに対応するために、複数のパワートレインを上手に組み合わせてね。世界的なエコシステムの準備はもうすぐ整います。2021年目標だけでなく、2025年、2030年の目標も達成するためです」

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