詳細解説 ゴードン・マーレー「最後のアナログ・スーパーカー」開発 約3.4億円

公開 : 2019.06.06 20:10  更新 : 2021.03.05 21:29

コクピット・レイアウト

運転席を中央に配置し、その両側に同乗者用の座席を備えるというマーレーの嗜好は、T.50でも存分に表現されている。「最後の偉大なアナログ・スーパーカー」として、そのコクピットは伝統的なアナログの計器類とスイッチが強調され、中央には大型のタコメーターが備わる。

驚くほど広いキャビンには、2枚のディヘドラル・ドアを開けて乗降する。車内スペースを有効に使うため、シートのクッションは比較的薄いが、形状は完璧に設計されるという。

マクラーレンF1と同様、ファーストクラス並みの視界と換気を提供するために、十分すぎるほどの注意が払われている。マーレーは現在、このクルマのために特別に軽量なオーディオ・システムを作ってくれるメーカーを選定しているところだ。

生産計画

マーレーによれば、T.50のデザインはほぼ完成し、今や大部分は固まっているという。彼はまた、とあるF1チームの風洞実験設備を借りて空力のテストを行う契約もまとめたとのこと。最初の実験車両が作られ、開発も始まっている。コスワースも初期段階のエンジン・ハードウェアに取り掛かっている。

すべてがスケジュール通りに運んでいる、とマーレーは言う。計画では、2022年に100台の生産を開始し、そして完了させる予定だという。

「1990年代を振り返ると、わたしはF1をスーパーGTカーのようなものとしてデザインしました」と彼は語った。「それは完全に公道走行に焦点を合わせたクルマであり、レースをする計画はありませんでした。だから新たなスタンダードとなるパッケージングと最低地上高を設定したのです」

「T.50もまったく同じように公道に焦点を合わせ、しかしどんな場所でもF1より優れたクルマになります。こんなクルマはもう2度と誰も作れないでしょう。間違いなく、わたしもです」

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