2年に1度のビンテージカーの祭典 フランス「ビンテージ・モンレリ」レポート 後編

公開 : 2019.08.10 16:50  更新 : 2021.02.02 12:32

「ジャピック・サイクルカー」オーナー:エイドリアン・ワード

今まで一度も見たことのないであろう、ジャピックのサイクルカーが一度に2台も揃っている。
エイドリアン・ワードとニュージーランドのガース・トーマスがそれぞれ復元したサイクルカーが「ビンテージ・モンレリ」に集ったことには驚いた。火災で失われたサイクルカーが、サーキットに戻ってきたのだ。

「クルマの後ろに積載されている、有名な写真を見た記憶がずっとあったんです。ある晩に仲間とパブでビールを何杯か飲んでいるうちに盛り上がり、サイクルカーを作ろうと決めました。6カ月くらいで完成すると考えていましたが、実際には6年も掛かりました。ありがたいことに写真やフィルム動画が残っていたので、白紙から設計するのは案外簡単でした」

ジャピック・サイクルカー
ジャピック・サイクルカー

「1925年式のオリジナルの設計はHMウォルターズで、組み立てはウィンブルドンのジャービス社が行っていました。350ccと500ccのエンジンを搭載し、いくつかの記録も残しています。その後、グウェンダ・スチュワートによって買収されています。オリジナルのゼニス350ccユニットを見つけたのですが、オーナーは売却を拒否したので、借用というかたちで搭載しています。組み立ては友人で共同所有するマークが行い、ボディやフレームの制作はわたしの寒いガレージで進めました」

ジャピックはサーキットを快走し、大きな拍手を集めていた。「車両検査にも合格し、オートバイ乗りの友人にもオイル関係の問題解決に協力してもらっています。許可がもらえれば、英国のビンテージ・スポーツカー・クラブ(VSCC)のイベントにも参加したいと思っています」

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