【なぜ?】トヨタがNTTと資本提携するワケ

2020.03.24

サマリー

「トヨタとNTTが資本提携」。突然の会見実施でした。狙いは何か? キーワードは「CASE」です。改めてCASEとは何なのか? 豊田社長がよく使う「100年に一度」の意味は? 桃田健史がまとめました。

もくじ

トヨタとNTT 突然の会見実施
改めて、CASEとは? 100年に一度とは?
手始めに未来型都市「ウーブン・シティ」
GAFAにどう対抗するのか? という問い

トヨタとNTT 突然の会見実施

text:Kenji Momota(桃田健史)

「トヨタとNTTが資本提携」

2020年3月24日朝、一部メディアが「本日中に会見がある模様」と第一報を発信した。

トヨタeパレット
トヨタeパレット

トヨタ広報部から同日午前10時45分、「新型コロナウイルス感染を考慮し、本日15時からオンライン会見を実施」とのメールがあった。

会見では、NTTの澤田純社長、トヨタの豊田章男社長が揃って登壇し、提携の証としてがっちりと握手した。

両社それぞれが2000億円を出資した業務提携を結んだことを明らかにした。

プレゼンと質疑応答の中で、両社長が何度も口にしたのは「スマートシティ」という言葉だ。通信を含む先進的な技術を使った町づくりを意味する。

会見での大筋は、トヨタとNTTがデータを活用した日本発のデータプラットフォームを世界に向けて発信する、というもの。

それをオープンマインドで行い多くの仲間を増やすと説明する。

その中で「社会が大きく変化した」「クルマは社会の一部」「人中心の社会へ」といった、抽象的な表現が多い印象がある。

さらには、地域のため、国のため、世界のためといった言葉の数多く登場。日本を代表するグローバル企業である2社としては、当然の言い回しだと思うが、あまりにも絵が大き過ぎて、質問する新聞系メディアの記者も、ちょっとやりにくそうな雰囲気があった。

一方、技術面で見ると、やはりキーワードはCASEだ。

 

人気記事