【被害者続出】高級「カーシェア投資」が事業停止 そもそもカーシェア投資とは? 何が問題だったのか

2020.10.10

サマリー

東海地方に住むAさんは、今年3月に高級車専門カーシェア会社「S」と「自動車委託契約」を結びました。その会社が事業停止。「カーシェア投資」とは何かをまとめ、被害者とS社の間での問題を探ります。

もくじ

「カーシェア投資」とは何なのか?
Aさん名義のクルマでカーシェア運営
8月からAさんに入金されなくなった
突然の事業停止 クルマ返還される?
格安で仕入れたクルマを高額で販売?

「カーシェア投資」とは何なのか?

東海地方に住むAさんは、今年3月に高級車専門カーシェア会社「S」と「自動車委託契約」を結んだ。

契約内容は以下(謝礼の額や契約条件は車種や契約時期によって異なる)。

S社とAさんとカーシェア利用者の関係図。
S社とAさんとカーシェア利用者の関係図。    AUTOCAR JAPAN編集部

1、Aさん名義でローンを組み、メルセデス・ベンツ(約500万円)とレクサス(同)を、S社から中古で購入。

2、契約成立時に、それぞれ購入価格の10%=50万円ずつ謝礼としてS社から受け取る。

3、毎月のローン支払い時(口座引き落とし)の数日前に、S社から毎月の車両代(2台で約15万円)、任意保険料に加え、2万円前後の謝礼が支払われる。

4、契約から7年でローン完済。その後はカーシェア会社が1台につき100万円で買い取る。

クルマの名義は所有者:ローン会社、使用者:Aさんになっている。

そして実際に、Aさんは上記2番=謝礼50万円×2台分=100万円が契約から約2か月後に入金された。

4月以降、上記3番=毎月の入金(謝礼2万円含む)もおこなわれてきた。

なお、実際にはAさん名義でクルマを購入したことになっているわけだが、Aさんは自分名義のクルマを見たこともなければ乗ったこともない。

車検証や自賠責のコピーも送られてきていないという。

唯一、手元にある書類は自動車保険(任意保険)の証券である。3年契約で、そこには当然だがクルマのナンバーも車台番号も記載されている。

昨日、保険会社に確認したところ、この保険自体は契約が続いているとのことだった。

諸事情でお金が必要だったAさんにとって、S社への「カーシェア投資」は、ありがたいシステムだった。

 

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