【走りながらバッテリーチャージ】EV非接触充電、英国でテスト開始 路面に充電器

公開 : 2020.12.18 19:45

EVの非接触充電の実証試験が英国で始まります。トヨタ自動車や地方自治体が支援しており、道路に充電器を設置し、走行しながらバッテリーを補充するというもの。EV購入の障害となっている充電不安解消を目指します。

トヨタ自動車も実験に協力

text:Felix Page(フェリックス・ペイジ)
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)

英国の電力会社Western Power Distribution (WPD) は、トヨタ自動車とコベントリー市議会の支援を受けて、EVのワイヤレス充電器の実証試験を行うと発表した。

「英国初の試み」とされるDynaCovプロジェクトでは、EV普及の障壁となっている充電関連のデメリットを取り除くことができるかどうかを検証する。

走行中に充電できれば、EV購入時の不安軽減につながるかもしれない。
走行中に充電できれば、EV購入時の不安軽減につながるかもしれない。

従来のソケットを使った充電ではなく、路面に設置した充電器から非接触方式で充電するというものだ。この誘導充電技術によって、充電速度とアクセス性の向上、送電網への負担軽減、航続距離の不安軽減に役立つかどうかが評価の重要なポイントとなる。

WPDと英ガス電力市場規制庁Ofgemは、同プロジェクトに41万7000ポンド(5820万円)を投じており、既存のEVに後付けすることができるかどうかも調査対象となる。

この技術の恩恵を最も受けるのは、バッテリーサイズや走行距離から重量物運搬車(HGV)とされている。

プロジェクトの第一段階では、低排出ガス車の研究会社Cenexが実施。「この分野における既存の知識と開発状況を調査」する予定である。

WPDは2022年2月までに研究結果を公表する予定だが、初期段階の結果は2021年中に発表される可能性があるという。

WPDのイノベーションおよび低炭素ネットワークエンジニアであるリッキー・デュークは、次のように述べている。

「移動中にクルマを充電する機能は、国にとって大規模なゲームチェンジャーになるでしょう。わたし達の研究は、英国でEVの普及を支援するための重要なマイルストーンとなります」

「これは画期的な技術と革新であり、英国のグリーン化への道を切り開き、2050年までに排出量を実質ゼロにするという政府目標の達成に貢献できるでしょう」

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