アルファ・ロメオ115周年!ずっと変わらぬ『クオーレ・スポルティーヴォ』【新米編集長コラム#34】

公開 : 2025.06.15 12:05

AUTOCAR JAPAN編集長ヒライによる、新米編集長コラムです。編集部のこと、その時思ったことなどを、わりとストレートに語ります。第34回は、6月10日にワールドプレミアイベントを開催したアルファ・ロメオの話です。

情熱は強く湧き出る

2025年はアルファ・ロメオ115周年となる。そんな中で6月10日、『PASSION FLOWS STRONG』と題する全世界に向けたワールドプレミアイベントがあり、私も自宅からオンラインで視聴した。タイトルの直訳は『情熱は強く湧き出る』となる。

結果から先に書けば、アルファ・ロメオがイタリアのセーリングチーム『ルナ・ロッサ』のオフィシャルスポンサーに就任し、2027年に初のイタリア開催となる第38回アメリカズカップへ共に挑むというものであった。

今年のミッレミリアに参戦する、アルファ・ロメオ1900スーパースプリントと今回の関係者。
今年のミッレミリアに参戦する、アルファ・ロメオ1900スーパースプリントと今回の関係者。    ステランティス

アルファ・ロメオとルナ・ロッサは、共通の価値観として『情熱、革新、競争心』を軸に技術的な協業を展開予定とし、先進素材やデータ分析などでノウハウを共有するという。さらにはルナ・ロッサのクルーが1956年製1900スーパースプリントで、6月17日にスタートするミッレミリア2025へ参戦することも明らかになった。

写真はワールドプレミアイベントの2日後、6月12日に公開されたもので、左からアルファ・ロメオCEOのサント・フィチリ氏、マーケティング責任者のクリスティアーノ・フィオリオ氏、ルナ・ロッサのチームディレクターであるマックス・シレーナ氏となる。

これが現行モデル=新車ではなくクラシックモデルであるところが実にイタリアらしく、しかもタフなレースで知られるミッレミリアを走るとは、シレーナ氏にとってはセーリングとはまた違う『情熱』が求められそう。「海と陸、舞台は違っても、スリルや本能、そしてアドレナリンの高まりは変わらない」とはご本人のコメントだ。

アルファ・ロメオとマセラティCEOを兼任

ワールドプレミアの内容は(もちろん)事前には知らされておらず、勝手に115周年の記念限定車? など新車の想像をしていたので、「おお、そう来たか~」と驚いた。

他国の記者たちも同じだったのか、「このコラボレーションを記念した限定モデル発売するか?」という質問が出て、「早くても2026年第一四半期」という答えがあった。

アルファ・ロメオがイタリアのセーリングチーム『ルナ・ロッサ』のオフィシャルスポンサーに。
アルファ・ロメオがイタリアのセーリングチーム『ルナ・ロッサ』のオフィシャルスポンサーに。    ステランティス

今回会見に登場したサント・フィチリ氏は、昨年10月にアルファ・ロメオとマセラティのCEOを兼任する形で就任。それまでステランティスのイタリア部門を率いてきたことは、英国編集部の記事内でも紹介されている。

アルファ・ロメオCEOの前任者であるジャン=フィリップ・インパラート氏は当初から、大胆な電動化を宣言していた。さらに2025年の次世代ステルヴィオ、2026年の次世代ジュリア、そして2027年のEセグメントSUVをそれぞれ、ステランティスのEVやハイブリッドに幅広く対応する『STLAラージ・プラットフォーム』で作ることを明言。

既にステルヴィオとジュリアはイタリア、ドイツ、米国の一部顧客向けに公開され、インパラートCEOはその反響を「大成功!」と述べている。EセグメントSUVに関しては、フィチリ氏が熟考したうえで詳細を発表とされる。

ここまでは英国編集部の記事要約であるが、今回のイベントでフィチリ氏は「6月23日にマセラティとの連携を発表する」とコメントしており、その方針がいよいよ明らかになるようだ。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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