【期待の新パワートレイン】ルノー、1.8L直4 & モーターで160ps 新型フルハイブリッド初導入

公開 : 2025.06.16 06:45

ルノーは、新型のフルハイブリッドシステムを『シンビオズ』と『キャプチャー』に初搭載しました。さらに、シンビオズには新たにマイルドハイブリッド仕様も追加され、英国ではすでに注文受付を開始しています。

ハイブリッドの車種拡大

ルノーが欧州で販売するコンパクトSUV、『シンビオズ』と『キャプチャー』に最新のフルハイブリッド・パワートレインが初めて搭載されることになった。

この『Eテック・フルハイブリッド160(E-Tech Full Hybrid 160)』は5月に発表されたもので、1.8L直列4気筒ガソリンエンジンと、49psの駆動用モーター、20psのISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)を組み合わせ、システム総合出力は160psに達する。ルノー・グループ傘下のダチア・ビッグスターにはすでに採用されている。

ルノー・シンビオズ(欧州仕様)
ルノー・シンビオズ(欧州仕様)    ルノー

モーターへの電力供給は1.4kWhのバッテリーから行われ、回生ブレーキによる充電も可能。短距離であればEV走行も可能とされるが、その航続距離に関する詳細は明かされていない。

英国での価格は、キャプチャーが2万5195ポンド(約490万円)、シンビオズが2万9795ポンド(約580万円)からとなる。

さらに、シンビオズのエントリーモデルとして、マイルドハイブリッド仕様が新たに追加された。こちらは、1.3L直列4気筒ガソリンエンジンに、トランスミッション内蔵のモーターが組み合わされ、システム総合出力は140psとなる。前輪駆動で、6速MTが設定される。英国価格は、2万7395ポンド(約530万円)から。

今回紹介したいずれのモデルも、英国ではすでに注文受付を開始しており、デリバリーは7月から始まる予定だ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ウィル・リメル

    Will Rimell

    役職:ニュース編集者
    ニュース編集者としての主な業務は、AUTOCARのニュースの方向性を決定すること、業界トップへのインタビュー、新車発表会の取材、独占情報の発掘など。人と話したり質問したりするのが大好きで、それが大きなニュースにつながることも多い。これまで運転した中で最高のクルマは、アルピーヌA110。軽快な動きと4気筒とは思えないサウンドが素晴らしい。
  • 翻訳

    小河昭太

    Shota Ogo

    2002年横浜生まれ。都内の文系大学に通う現役大学生。幼いころから筋金入りのクルマ好きで、初の愛車は自らレストアしたアウトビアンキA112アバルトとアルファロメオ2000GTV。廃部になった自動車部を復活させようと絶賛奮闘中。自動車ライターを志していたところAUTOCAR編集部との出会いがあり、現在に至る。instagram:@h_r_boy_
  • 編集

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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