使い勝手　★★★★★★☆☆☆☆

インフォテインメント

この508には、プジョーのインフォテインメントシステムの最高峰となるタッチ式12.3インチ画面仕様と、10.0インチのデジタル画面式メーターパネルを用いたiコックピットが装備される。

どちらのディスプレイもグラフィックは適度にシャープで、ドライバー前に設置されるほうのそれは表示のカスタマイズも可能だ。ミニマムモードを選ぶと、燃料計すら省略される。

ただし、計器盤の操作はステアリングホイール上のボタンで行うが、とくに直感的というほどではない。また、ドライバーの体格によっては視認性が制限される場合もあるが、その原因はもちろん、iコックピットの構成要素である小径ステアリングだ。

シートヒーターなどは独立した触覚式スイッチが備わるものの、空調関係の操作部はほとんどが、マルチメディア系とともにセンターディスプレイへ統合されている。

この画面には、PSEのさまざまなモードに応じた、エンジンとモーターのエネルギーの流れが、分かりやすいイラストで表示される。また、見た目もPSE仕様に手直しされ、表示にブランドカラーの黄緑色が多用されている。

燈火類

508PSEには、プジョーでは最上級スペックとなる、固定式コーナリングライト内蔵のフルLEDヘッドライトが装備される。マトリックス機能は持たないが、システムに大きな問題はない。

ステアリングとペダル

小径ステアリングホイールはドライバーの真正面に据えられ、ペダルのポジションは一般的なもの。ドライビングポジションは上々で、パフォーマンスカーらしく低くて快適だ。

画像　写真で見るプジョー508とライバル　全17枚