プジョーが2台の新型コンセプトカー初公開 次期『508』と高級フラッグシップSUVを予告? 「大胆な未来」表す

公開 : 2026.04.25 07:25

プジョーが北京モーターショーで2台の新コンセプトカー、『コンセプト6』と『コンセプト8』を公開しました。508の後継モデルや、5008よりも上位のフラッグシップSUVを予告するものとみられます。

中国生産? 輸出の可能性も

プジョーは北京モーターショーで、2台のコンセプトカーを公開した。『508』や『5008』の上位に位置する新たなフラッグシップモデルとなる可能性がある。

プジョーのアラン・ファヴェCEOは、今回公開された『コンセプト6』と『コンセプト8』について、「ブランドの大胆な未来に対するビジョンを示すもの」と述べている。

北京モーターショーで公開されたプジョー・コンセプト6
北京モーターショーで公開されたプジョー・コンセプト6    AUTOCAR

これらのコンセプトカーは単なる「デザインスタディ」にとどまらず、EVモデルの「新世代を形作る」ものだという。

プジョーは以前から、中国市場を事業拡大の重点地域として位置づけてきた。そのため、2台のコンセプトカーは中国の自動車メーカーである東風汽車との提携を通じて量産化される見込みであり、東風のプラットフォームをベースに中国国内で生産される可能性がある。東風はこれまで、ロングホイールベース版の『508L』など、中国市場向けのプジョー車を生産してきた。

しかし、ファヴェ氏は「グローバル市場向け」のモデルであると述べており、海外への輸出も計画されていることがうかがえる。

5008よりも上位の大型SUV

コンセプト6は「新世代の大型セダンのビジョン」であり、セダンの「優雅さ」とシューティングブレークの「躍動感」を融合させ、新たなグランドツアラーの先駆けになるとされている。

プジョーは最近、新たなセグメントへの展開を検討しており、508の後継車を模索中だ。ファヴェ氏は昨年末にAUTOCARに対し、「SUVの次に何が来るかを探っています」と語り、「将来、何か別のものが登場するだろうと感じています」と付け加えた。ステーションワゴンモデルに対しても前向きな姿勢を示している。

北京モーターショーで公開されたプジョー・コンセプト8
北京モーターショーで公開されたプジョー・コンセプト8    AUTOCAR

508は2010年、フォルクスワーゲンパサートボルボS60/V60のライバルとして、ファストバックとステーションワゴンの2種類のボディタイプで発売された。2代目モデルはあまり販売が振るわず、2025年に生産終了となった。

一方、コンセプト8は、プジョー最大級のSUVモデルとなりそうだ。同社は「プジョーのSUV戦略における次の章を告げるもの」と述べている。

新たなフラッグシップモデルの導入計画については、1月のファヴェ氏へのインタビューで明らかにされた。同氏はそこで、5008の上位モデルの発売を「検討中」だと説明していた。さらに、ヒットさせるためには「本当に斬新なもの」でなければならないと述べたが、今回のコンセプトカーで見られる大胆なデザインは、まさにそうした方向性を示しているのだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ウィル・リメル

    Will Rimell

    役職:ニュース編集者
    ニュース編集者としての主な業務は、AUTOCARのニュースの方向性を決定すること、業界トップへのインタビュー、新車発表会の取材、独占情報の発掘など。人と話したり質問したりするのが大好きで、それが大きなニュースにつながることも多い。これまで運転した中で最高のクルマは、アルピーヌA110。軽快な動きと4気筒とは思えないサウンドが素晴らしい。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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