【強い刺激に要注意】世界最高のハイパーカー 10選 恐ろしく高価で速いクルマたち

公開 : 2021.08.21 06:05

5. ブガッティ・シロン

フォルクスワーゲン・グループの最高級ブランドであるブガッティは、2005年に世界最速の市販車を世に送り出し、歴史に名を残した。W16エンジン、1000ps、4輪駆動のヴェイロンは、400km/hの壁を突破したのだ。

そして、2016年に登場したのがシロンだ。ヴェイロンではアルミニウム製のスペースフレーム構造を採用していたが、シロンではより軽量なカーボンファイバー製のモノコックを採用している。

5. ブガッティ・シロン
5. ブガッティ・シロン

ヴェイロンが最終形態で1200ps程度だったのに対し、シロンは1500ps近くまで高めている。また、最高速度はヴェイロンが431km/hだったのに対し、シロンは1600psの「スーパースポーツ」として、市販車の世界最高速度記録である490km/hを達成している。

記録的なスピードを簡単に達成できるハイパーカーを求めるなら、このクルマが最適だ。ブガッティの16気筒エンジンは、確かにターボラグがあり、クルマというよりはホバークラフトや特急列車に近く、サウンドも甘い響きではない。しかし、いざエンジンが動き出すと、節度というものをまるで知らない。

乗り心地は硬く、ハンドリングはほんの少しだけ物足りないかもしれない。しかし、シロンのように驚異的なスピードを手に入れることができるというのは、非常に大きな功績であり、まったくもって驚くべきものだ。

6. ポルシェ918スパイダー

ポルシェ918スパイダーは、電気モーターと大容量バッテリーを搭載しており、21世紀のゼロ・エミッション技術をライバルよりも有効に活用し、ドライバーズカーとしての魅力は比べ物にならないほど大きい。

電気エネルギーだけで約25km走行することができ、自宅での充電も可能だ。運転に関しては昔ながらのポルシェのスーパーカーという感じで、718ボクスターよりも難しい。

ポルシェ918スパイダー
ポルシェ918スパイダー

しかし、モータースポーツ用に開発されたV8エンジンは9000rpm近くまで回転し、エキサイティングな走りを見せてくれる。4輪駆動で、124kg-m以上のトルクを持つ918スパイダーは、猛烈な勢いで加速する。

重量はあるが、サーキットでは非常に速く走ることができる。ラ・フェラーリのように息を呑むような美しさはなく、P1のようにル・マンの予選を通過したような気分にさせるパワーもないが、918を駆る喜びは特別なものだった。

7. ケーニグセグOne:1

ジェットエンジンも空対空ミサイルも搭載していない、スウェーデンのエンゲルホルムで生まれた最速マシン、ケーニグセグOne:1の価格は200万ポンド(約3億円)だ。

エタノールを燃料とするターボチャージャー付きのV8エンジンは、1300ps以上を発揮する。適切な条件のもとでは、静止状態から400km/hまで20秒以内に到達できるとされている。実際に運転してみると、ブーストをかけなくても十分なトルクを発揮し、普通の速度で運転するのは意外と簡単だ。

ケーニグセグOne:1
ケーニグセグOne:1

アクセルペダルを床まで踏み込み、ターボチャージャーが回転して、ハイギアでもトラクションが不足しがちな後輪にどんどん力を送り込む音を聞くと、まさに白熱した走りが楽しめる。しかし、200km/hを超えてようやくエアロダイナミクスが機能し始めると、それはまさに別世界と呼ぶにふさわしいものとなる。

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