【これが次期SUV】ミニ・クロスオーバー 新型車が欧州で目撃 大型化、完全EVも

公開 : 2021.10.29 18:25

次期ミニ・カントリーマン(クロスオーバー)のプロトタイプを欧州で発見。電動化を見込んで大型化しています。

ミニ唯一のSUVモデル

ミニの電動化計画において重要な役割を果たす第3世代の次期カントリーマン(日本名:クロスオーバー)が、初めて欧州の公道に姿を現した。プロトタイプ特有のカモフラージュを施し、走行テストを行っている。

2023年に発売される予定の新型カントリーマンは、EVと内燃機関モデルの両方が設定される見込みで、ドイツのライプチヒでBMW X1と同じラインで製造される。現行のカントリーマンは、VDLネッドカー社がオランダで製造している。

欧州で目撃された次期ミニ・カントリーマン(クロスオーバー)のプロトタイプ
欧州で目撃された次期ミニ・カントリーマン(クロスオーバー)のプロトタイプ    AUTOCAR

新型カントリーマンでは、現行モデルに採用されている前輪駆動のUKLプラットフォームを進化させたFAARプラットフォームに移行する。FAARは、純内燃機関、ハイブリッド、EVの各パワートレインに対応し、今後BMWグループのほとんどのコンパクトモデルで基礎となるものだ。

カントリーマンと構造を共有するBMW X1は一足先に発売される可能性が高く、ほぼ完成したプロトタイプが数か月前から公道でテストされていることから、新型カントリーマンに搭載されるパワートレインの詳細も近いうちに明らかになるだろう。

予想では、全長が200mm長くなり、積載能力とレッグルームが向上すると考えられている。この大型化により、ミニ・カントリーマンは欧州市場においてクラスアップし、トヨタCH-Rや日産ジュークなどのライバルから離れ、もっと大型のRAV4キャシュカイと肩を並べることになる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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