3列シートのEV! メルセデス・ベンツ「EQB」発売 GLBが電気自動車に 価格/サイズ/内装を解説

公開 : 2022.07.14 11:03  更新 : 2022.07.14 15:31

内装は? EQらしさ

インテリアにも、EQ独自のデザイン要素が採用されている。

アルミニウム・ルックのチューブ形状デザインがドアやコンソール、助手席側のダッシュボードに施され、グラブハンドルとしての機能を備えつつ、室内のしっかりとしたしつらえを強調。

メルセデス・ベンツEQB 250(日本仕様)の前席内装
メルセデス・ベンツEQB 250(日本仕様)の前席内装    AUTOCAR JAPAN

前席のエア・アウトレットやローズゴールドの色彩は、モーターのコイルの色をモチーフにしたもので、電気自動車であることをさりげなく主張する演出だ。なお、AMGラインパッケージ装着車ではローズゴールドではなくシルバーとなる。

高精細画面のコクピットディスプレイとセンターディスプレイにさまざまな情報を読み取りやすく表示し、対話型インフォテインメントシステムのMBUXにより操作する方法は、EQBにも踏襲。センターディスプレイにある「メルセデスEQ」のアイコンに触れると、充電に関する選択や電力消費、エネルギーフローなどのメニューが現れる。

コクピットディスプレイの右側は、エンジン回転計に代えて電力計となっており、上部が使用される電力の割合(%)、下部がエネルギー回収の状況を表示される。左側のメーターには、途中で充電する必要なく目的地まで走行可能かどうかを表示することもできる。

フロントのセンターコンソールやアームレスト内にUSBタイプCポートを備えており、モバイル端末を充電できるだけではなく、端末内の曲を楽しむこともできる。モバイル端末充電用のUSBタイプCポートは2列目に1つ、3列目に2つ装備されている。

2列目、3列目について

GLB譲りのスクエアで高い車高と、ロングホイールベースを活かして、乗員が快適にくつろぐことができる、広い室内空間を実現している。

2列目シートは、140mmの調整が可能な60:40分割の前後スライド機構を備えており、後ろにスライドさせて乗員に広くて快適なレッグスペースを提供したり、前にスライドさせて積載性を向上したりすることができる。

メルセデス・ベンツEQB 250(日本仕様)の2列目、3列目シート
メルセデス・ベンツEQB 250(日本仕様)の2列目、3列目シート    AUTOCAR JAPAN

3列目シートは、安全上の理由から対応身長は左右とも165cm以下となっている。2列目シートのバックレストにあるロック解除レバーを操作することで、2列目シートが前に倒れてスライドし、ワンタッチで乗り降りが可能。また、3列目シートを使用しない場合は、折り畳んでラゲッジとして利用できる。

2列目と3列目には、ISOFIX対応固定装置およびトップテザーアンカー(固定ポイント)により、最大4つのチャイルドセーフティシートを取付けられる。

また、モーターと補機類を一体化したパワートレインのeATSは、サブフレームとの結合部分のマウントやラバーブッシュの設計に低周波ノイズ抑制の知見を盛り込み、eATSをしっかりと固定しつつNVHの軽減も達成。

ロードノイズとタイヤノイズの低減については、主にサブフレームやサスペンションのマウント部の設計を見直し、各部の剛性をアップするとともに、ボディや室内にノイズや振動を伝えにくくする効果をもたらしている。

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