ホンダの新型車「ZR-V」 9月に先行予約を開始 e:HEVとガソリン、ともに4WDを選べる!

公開 : 2022.07.14 11:33  更新 : 2022.09.08 11:06

ホンダの新SUVの先行受注が、9月に始まります。その名は「ZR-V」。日本仕様はハイブリッドとガソリンをラインナップ!

ZR-VってどんなSUV?

ホンダが、予告を続けていた新型SUV「ZR-V」の先行情報を公開した。

ZR-V(ゼットアールブイ)は、小型SUV「ヴェゼル」と大きめのSUV「CR-V」の中間サイズを狙うモデル。

ホンダの新型SUV「ZR-V」
ホンダの新型SUV「ZR-V」    ホンダ

2022年秋に日本発売される予定で、先行予約の受付が2022年9月に始まるという。

このSUVは今春すでに海外で公開されていたが、日本での受注開始に先立って、日本向けの情報が今回発表された形だ。

ホンダが公開した右ハンドルのZR-Vの画像を見ると、グラマラス、エレガンスといった言葉をキーワードに描かれたスタイリングを確認できる。

フロントフェイスは垂直基調のグリルと、横長のヘッドライトで構成され、凛々しい顔立ちだ。

ボディ全体のプロポーションは、前から後ろにかけてボリューム感のある滑らかな面が続いていて上質さを感じる。

リアセクションは、ボディの下まわりが豊かなラインを描き、上に向かって絞り込まれていく。トレッドはワイドで力強い。また、流麗なルーフラインは、空力性能も追い込んだ造形と説明されている。

ホンダは、ZR-Vのグランドコンセプトを「異彩解放」としており、 ユーザーの個性を解き放ち、“お気に入りの一張羅”のように気分を高めるSUVとしている。

内装(日本仕様)の画像を入手

インテリアは、ベースが同じになる新型シビックの影響を色濃く感じる。

左右に広がるインストルメントパネルが広々とした空間を演出。また、細部の仕立てまで緻密に作り込まれており、造形は機能的で美しい。

ホンダZR-Vの前席内装
ホンダZR-Vの前席内装    ホンダ

運転席と助手席を分けるようなハイデッキのセンターコンソールは斬新だ。コンソールによって分けることでパーソナルな空間が生まれる。

パッケージング面では、低く安定したドライビングポジションと、見晴らしのよいアイポイントが両立されているという。

運転のしやすさ、クルマとの一体感を高めることを目指した成果だ。

具体的には、前方は視界がワイドに広がり、後方についても歩行者・他の車両などを視認しやすい空間づくりがなされている。近年のホンダ車に共通する長所がZR-Vに取り込まれたのがよく分かる。

ヴェゼルを超えるサイズのSUVとなれば後席・収納スペースの実用性も重要。

リアシートはヒップポイントが低く設定されているようだから、実車が登場した際にはチェックしておきたい。

ハイブリッド仕様/ガソリン仕様を用意

日本向けのパワートレインは、2種類がラインナップされる。

ハイブリッド仕様は、シビックe:HEVで新開発された2L直噴エンジン+2モーター内蔵電気式CVTの「スポーツe:HEV」で、SUVモデルに初搭載されることになる。

ホンダZR-Vのリアビュー
ホンダZR-Vのリアビュー    ホンダ

市街地、郊外、高速道路、ワインディングなど、さまざまな場面で1クラス上の上質・爽快な走りを提供するという。

また、1.5Lターボ+CVTのガソリン仕様も設定。レスポンスの良さを活かした軽快な走りを提供する。

そして、パワートレイン種別に関わらず、リアルタイムAWDを設定。優れた雪上旋回や登坂性能を持ち合わせ、ウインタードライブに安心感をもたらすという。

ホンダは、ZR-Vの特設サイトを用意しており、そこで詳しい情報を順次発信していくとしている。

3都市で、先行展示会を開催

ホンダによれば、8月13日(土)を皮切りに、各地でZR-Vの実車を確認できる先行展示会を予定しているとのこと。

詳細は、同社サイトで確認しよう。

8月13日~14日:梅田駅 阪急ビッグマン前広場
8月20日~21日:東京駅 イベントスペース(八重洲中央口付近)
8月27日~28日:名古屋 JRゲートタワー

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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