改良型LC500に、さらにボディ補強？

レクサスLCの一部改良が発表され、ボディ補強・足回りの調整・走行プログラムのアップデートなど、「走りの進化」への期待が高まっている。

なかでも注目は、特別仕様車「EDGE（エッジ）」の登場。

上述の一部改良を加えたLC500（5L V8）に対し、さらにボディ剛性を高めた限定車である。

開発コンセプト「より鋭く、より優雅に」を追求する本特別仕様車は、一部改良型のレクサスLCのフロントに床下ブレースを追加。

また新規開発のリア・アルミ中空サスペンションメンバーを装着する。

それに加えて、固定式リアウイング、一体成形バンパーカナードを採用。空力性能の改善も図った。

エンジンは、ムービングパーツの質量合わせなど回転バランス取りと、寸法の作り込みによるフリクション低減を実施。V8エンジンの伸び感に磨きをかけ、なめらかな回転フィールを追求している。

また、リア・ディファレンシャルは手作業でバックラッシュ再調整を行い、加減速の応答性を高めるとともに、ドライビングフィールに一層の上質さを加えた。

こうしたボディ剛性の向上と空力マネジメントに合わせたサスペンションの適合も行い、“鋭い切れ味の旋回性と操縦安定性”を実現したという。

外装色・内装色・アップグレードについて

デザイン面では、ボディカラーに「光と影が織りなす静寂の銀世界から着想を得た」という“白銀”を採用。

きめ細やかな粒子感でLCの造形の美しさを際立たせ、マットホワイトの新たな質感を楽しめる。

またエクステリア各部に“漆黒調のブラック”の加飾・塗装を施し、ストイックな走りとコントラストが映えるカラーリングを表現。

インテリアは、ブルーのワントーン・コーディネイトで洗練の世界観を表現した「勝色（KACHIIRO）」を採用する。

そして、すでに「LC」のオーナーであるカスタマーには、本特別仕様車に初採用のリア・アルミ中空サスペンションメンバーを換装するアップグレードメニューを提供するという（コンバーチブルは除く）。

サービス開始時期などは別途案内されるとのこと。

レクサスLC500の特別仕様車「エッジ」は60台限定の抽選販売で、価格は1760万円。

6月8日～6月27日まで申し込みを受付し、29日から順次商談を行う。

画像　マットホワイト「白銀」が似合う！　LC特別仕様車「エッジ」と改良モデル【細部まで見る】　全35枚