唯一無二 ハーマンインターナショナルの世界 最新モデル続々登場

公開 : 2023.11.29 05:45  更新 : 2023.11.29 09:45

手軽さならバッテリー内蔵タイプ

また、滑らかなエルゴノミックデザインのハンドルを搭載した「GO + PLAY 3」と、ラウンドシェイプを採用したミニマルデザインとしたコンパクトな「LUNA」は、バッテリーを内蔵したBluetoothスピーカーとして新たにラインナップに加わったものだ。

サウンドは当然ながらサイズが大きい「GO + PLAY 3」が特に低域の力強さで圧倒。

Harman Kardon GO + PLAY 3(11月17日発売)
Harman Kardon GO + PLAY 3(11月17日発売)    AUTOCAR JAPAN編集部

「LUNA」はどこへでも持ち出せる手軽さが持ち味となる。

いずれもオープン価格だが、実勢価格は「GO + PLAY 3」が5万5000円前後、「LUNA」が2万2000円前後となる。

JBL レトロモダンなターンテーブル

一方、新製品の中で個人的にも注目したのが「JBL」ブランドから登場したBluetooth機能搭載ターンテーブル「Spinner BT(スピナー・ビーティ)」である。

急速に高まるアナログレコード人気に対応したもので、ターンテーブル以外にもフォノイコライザーアンプやカートリッジを搭載。これにより購入後すぐにアナログレコードを再生して楽しめる。

上段がBluetooth機能搭載ターンテーブル「JBL Spinner BT」(11月22日発売)。下段はWi-Fiオーディオ「JBL AUTHENTICS」の300と200(11月10日発売)。
上段がBluetooth機能搭載ターンテーブル「JBL Spinner BT」(11月22日発売)。下段はWi-Fiオーディオ「JBL AUTHENTICS」の300と200(11月10日発売)。    AUTOCAR JAPAN編集部

また、Bluetooth機能を備えたことで、Bluetoothスピーカーでワイヤレスで手軽に再生可能。もちろん、ステレオアンプなどと接続することもできるRCAピン端子(ステレオ)も備える。

キャビネットの前面に施された、エッジにゴールドをあしらったJBLロゴマークもカッコ良さを引き立てていた。発売は11月22日で標準価格は5万6100円(税込)。

そして、この会場の外には「JBL」を搭載したトヨタアルファード/Executive Lounge」と、「Mark Levinson」を搭載したレクサス「RZ450e/version L」が試聴用に展示されていた。

景色の中に音の世界 アルファードとJBL

まず、「アルファード/Executive Lounge」のJBLサウンドを聴いてみた。

システムは15スピーカーと1200Wの12chオーディオアンプを組み合わせたものとなっている。スピーカーユニットは、フロントのダッシュボード内にセンタースピーカーを含む3か所に9cmミドレンジをインストールし、フロントピラー左右に2.5cmホーンツィーターとフロントドア左右に8×9インチウーファを組み合わせた。

JBLのサウンドシステムを搭載したアルファード/Executive Lounge。会田氏が注目したのは、ダッシュボードの奥行きの深さ。音の出口から視聴位置まで1m級の空間を確保できている。
JBLのサウンドシステムを搭載したアルファード/Executive Lounge。会田氏が注目したのは、ダッシュボードの奥行きの深さ。音の出口から視聴位置まで1m級の空間を確保できている。    AUTOCAR JAPAN編集部

セカンドシート向けとなるリアドア左右には2.5cmホーン型ツィーターと17cmウーファの組み合わせに加え、室内天井中央に設置したオーバーヘッドコンソールにも9cmミドレンジを組み込んだ。また、バックドアには2か所に9cmミドレンジを配置し、低域を強固なものにする22.4cmサブウーファもインストールした。

ミニバンの多くはセカンドシートで試聴するのがベストポジションであることが多い。しかし、このアルファードに限ってはそんなことはなく、運転席に座ってみると臨場感たっぷりに音場を再現していたのに驚かされた。

その要因として考えられるのが、ダッシュボード上の9cmミドレンジや2.5cmホーン型ツィーターの位置が試聴位置から1m以上はあったことだ。

一般的に前席はスピーカー位置が近く、センタースピーカーを配置しても音の出口が近くにあることから、どうしても音がキツメに聞こえがちだ。

それがこの余裕ある造りのおかげで音像が前方を見る風景内にしっかりと収まり、まさに音楽を伴いながらドライブができる感じとなっていた。これで輪郭がもう少ししっかり表現されていると良かったが、“ミニバンであってもドライバーをないがしろにしない”、そんな設計に好感を持った次第だ。

記事に関わった人々

  • 撮影 / 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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